ベテラン名俳優から問題児まで…「2世タレント」の諸相 (1/2ページ)

まいじつ

(C)いらすとや
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セクシー女優のANRIこと坂口杏里が、恐喝罪で逮捕される事件が起きた。昨年は俳優の高畑裕太が、ホテルの従業員を連れ込んだと騒動になったことは記憶に新しい。ANRIも高畑も2世タレントだが、一般的には、やはりいいイメージがあるとは言い難い。どうしても“親の七光り”だという印象が強いからだ。

そんな“残念な2世タレント”として見過ごせないのが真木蔵人(父はマイク真木、母は前田美波里)だ。1988年の大河ドラマ『武田信玄』でデビューし、同年には当時人気がピークだった宮沢りえの主演ドラマで、相手役に抜擢された。このように俳優として順調にステップアップしていたとき、最初の不祥事を起こしたのだ。

当時交際していたハーフのモデルが、2度目の妊娠をした際に「産むか堕ろすか」で揉め事に発展し、真木から暴力を振るわれたという告白が、写真週刊誌に掲載された。そして、この出来事に対して取材に出向いたワイドショースタッフに、真木は暴言を繰り返し、カメラマンに暴行を働く姿もテレビで放送された。また、2003年には、執拗に写真撮影を要求した一般人に暴行し、双方が被害届を出す事態になった。2016年にも、交際女性に暴行をして逮捕。懲りない男と言われても仕方ない。

そんな一方で、芸能界には2世のネガティブなイメージがないタレントや俳優、歌手も多くいる。こちらの代表は佐藤浩市だろうか。いまではベテラン大物俳優のイメージもあるが、父は名優といわれた三國連太郎である。

当初はいがみ合っていた佐藤と三國だったが…

佐藤が幼少のころに三國が家出をして離婚。その後に三國は別の女性と再婚をした。佐藤は母に育てられたため、長年にわたって三國とは確執があった。1986年に公開された映画『人間の約束』で初めて共演するも、ふたり一緒のシーンは少なく、わだかまりは消えていなかった。

そして、1996年の映画『美味しんぼ』で、佐藤は主役の山岡士郎を、三國は海原雄山役で再び共演を果たした。山岡と海原は親子で、原作漫画中でいがみ合っており、実際に確執のある親子が映画でも同様の立場になることで話題となった。製作会見でも佐藤は三國を「あの人」と呼び、三國は「佐藤くん」と親子とは思えない呼び合いをしている。

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