「好きな人」より「好かれている人」と結婚すべき? 既婚者の本音を公開!

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「好きな人」より「好かれている人」と結婚すべき? 既婚者の本音を公開!
「好きな人」より「好かれている人」と結婚すべき? 既婚者の本音を公開!

結婚相手の話をするとき、よく「一番好きな人とは結婚できない」、「自分が好きな人」より「自分のことを好きな人」と結婚したほうが幸せになれるって言いますよね。果たして、それは本当なのでしょうか? 女性のみなさんに意見を聞いてみました。また既婚女性のみなさんに、実際の結婚相手にどんな人を選んだのかについても聞いてみました。

■一番好きな人との結婚にまつわるウソ・ホント 女性は「一番好きな人」とは結婚できないというのは本当なのでしょうか。女性のみなさんに意見を聞いてみました。(※1) ◇一番好きな人とは結婚できない?

Q.一番好きな人とは結婚できないって本当? ・ウソだと思う……53.5% ・本当だと思う……46.5%

「ウソだと思う」という人のほうが若干多いですが、およそ半々の回答数でした。半数以上の女性は、一番好きな人と結婚できると思っているようです。なぜそう思うのか聞いてみましょう。

☆ウソだと思う理由

・「一番好きな人じゃない、二番目の人と一生一緒にいるとか無理だから」(27歳/学校・教育関連/専門職)

・「私自身は、一番好きになって、信頼できると思えた人と結婚できたから」(31歳/医療・福祉/専門職)

二番目に好きな人と過ごす結婚生活を想像して、耐えられないという意見と、実際に一番好きな人と結婚できたという意見がありました。結婚生活ではさまざまな困難もあるので、やはり好きな相手とでないと、乗り越えられないという人も多いでしょう。

☆本当だと思う理由

・「一番好きな人はある意味偶像的なもので、最初の好感度が高いから、結婚したりした時に理想との差異が多く出てきそう」(31歳/小売店/その他)

・「若い頃みたいに単純に好きで付き合うという流れがなくなってくる。将来を考えれる人としか付き合わなくなる」(30歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

恋人同士なら「好き」という感情だけで一緒にいられますが、結婚となるとそれだけではやっていけないこともあります。そういう意味では、冷静な判断をしているということもありそうです。

◇一番好きな人より二番目以降に好きな人と結婚すべき?

Q.一番好きな人と二番目以降に好きな人、どっちと結婚したら幸せになれる? ・一番好きな人……70.5% ・二番目以降に好きな人……29.5%

圧倒的に「一番好きな人」という回答が多い結果となりましたが、約30%の人は二番目以降と答えました。それぞれの理由を聞いてみましょう。

☆一番好きな人

・「一番好きな人と結婚したほうが、嫌なところに対して目をつぶれる」(26歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)

・「二番目に好きな人を選ぶと妥協したことを後悔してしまう」(32歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

女性なら誰でも好きな人と結婚したいと考えているでしょう。そして、それが幸せになる道だと捉えている人が多いのも納得できます。

☆二番目以降に好きな人

・「自分を大事にしてくれる……」(34歳/情報・IT/技術職)

・「一番好きな人には迷惑かけたくない、嫌われたくないって思いから見栄を張って頑張って疲れてしまいそう」(23歳/自動車関連/技術職)

一番好きな人と結婚して、「自分のダメな部分を見せたり、相手のダメな部分を見るのが嫌だ」という回答がいくつかありました。相手のことが好きな分、いろいろなことを考えてしまうようです。

■一番好きな人と結婚するメリット&デメリット それでは、一番好きな人と結婚することに対して、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。女性のみなさんに聞いてみました。(※1) ◇一番好きな人と結婚するメリット ☆幸せになれる

・「一番好きな人と結婚できるということは、一番好きな人に好きになってもらえたということだから、幸せなことなんじゃないだろうか?」(31歳/その他/秘書・アシスタント職)

・「一番好きだから、至上の幸福を得られると思う」(23歳/その他/その他)

結婚できるということは、一番好きな人に好きになってもらえたということです。これはとても幸せなことですよね。

☆ときめきがある

・「いつまでもドキドキしたり、なんてことない事でも笑顔になれそう」(31歳/医療・福祉/専門職)

・「常にキュンキュンできそう。常に女でいられそう」(27歳/その他/その他)

一番好きな人と一緒にいることができれば、いつもドキドキしたりキュンキュンしたりなど、恋人のときの気持ちを忘れずにいられそうです。

☆努力できる

・「好きな人なら苦ではない。自分も好かれようと努力する」(28歳/その他/その他)

・「万が一彼が失敗しても、支えて一緒にがんばれる」(34歳/情報・IT/事務系専門職)

長い人生の中で何があっても、一番好きな人となら乗り越えていけると思えますよね。

◇一番好きな人と結婚するデメリット ☆不安になる

・「毎日不安になりそうだから。相手のことを気にしすぎると思う」(34歳/金属・鉄鋼・化学/その他)

・「心配だらけになる。愛されてないと不安になる」(26歳/医療・福祉/専門職)

相手への思いが強い分、離れている時間や相手のことで理解できないことなどがあると不安になってしまうという女性は多いようです。

☆浮気される心配

・「浮気されたら絶対に許せないし、ショックが大きい」(34歳/情報・IT/事務系専門職)

・「いつも、浮気の心配をしないといけない」(34歳/食品・飲料/営業職)

やはり最もショックが大きいのが浮気。自分が好きで結婚した相手による裏切り行為は、絶対許せないでしょう。その分、ショックも大きくなりますよね。

☆生活力の見極めが疎かになる

・「好きなだけでは生活ができないので、経済力などを考慮せずに乗り切れると勘違いすること」(25歳/医療・福祉/専門職)

・「経済的なことが二番手になること」(30歳/医療・福祉/専門職)

ただ一緒にいたいという思いだけで結婚してしまった場合、その人に生活力があるのか、価値観は合っているのかということが二の次、三の次になってしまう可能性はあります。

■二番目以降に好きな人と結婚するメリット&デメリット 二番目以降に好きな人と結婚することには、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。女性のみなさんに聞いてみました。(※1) ◇二番目以降に好きな人と結婚するメリット ☆余裕ができる

・「自分に余裕ができるし、愛されている実感がわいて幸せ」(27歳/学校・教育関連/専門職)

・「精神的余裕。一番好きな人より気負わない分、自然体に近い自分でいられると思う」(31歳/小売店/その他)

一番好きな人より二番目に好きな人のほうが、より自分のことを愛してくれているなら、その人を選んだほうが強く幸せを感じるでしょう。それが精神的な安定や余裕を生むのなら、毎日を楽しく過ごせそうです。

☆長続きする

・「二番目に好きな人との方がどこかで気持ちにセーブがかかっているから長く一緒にいられる気がするから」(27歳/その他/販売職・サービス系)

・「ほどほどにする恋は長続きするものである。だから、悪くはないものだ」(23歳/情報・IT/技術職)

感情の起伏がある恋愛とは違って、結婚は日常だと捉えるなら、感情よりは安定した生活をより長く続けていくことが大事になります。そうなると、むしろ盲目的な恋よりは、穏やかな気持ちでいられるほうが向いているのでしょうか。

☆ケンカが少なくなる

・「冷静な判断ができやすいから、必要以上に相手に期待しない分ケンカは少ない」(26歳/食品・飲料/その他)

・「ほどよくラブラブも続き、ほどよく安定感もあり、ドキドキもあんまりないがケンカも少なそう」(25歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

我慢やイライラは、相手への期待値が大きいからこそ起こることも多いですよね。そうなると、最初から期待値が低い相手なら、ぶつかることも少なくなるのかもしれません。

☆結婚してから好きになれる

・「生活していくにつれもっと好きになれる」(24歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

・「ピークに好きで結婚したわけじゃないので、まだいいところが見つかる」(31歳/その他/販売職・サービス系)

結婚前には知らなかった相手のことを知って、実は尊敬できたり、いいなと思える部分が見えたり。結婚してから相手のことを好きになっていかれるのは、悪いことではないですね。

◇二番目以降に好きな人と結婚するデメリット ☆後悔する

・「後悔する。一番好きな人と結婚したほうがよかったかもと後々思うように感じるため」(31歳/その他/その他)

・「一番好きな人と結婚すればよかったという後悔をしそう」(25歳/通信/営業職)

これはちょっと辛いですね。後悔したまま、結婚生活を続けていくのは厳しいこともありますし、また相手にそれが伝わってしまったらそれも不幸なことです。

☆比較してしまう

・「一番好きな人を忘れられない。一番好きな人と旦那さんを比較してしまうんじゃないかな?」(31歳/その他/秘書・アシスタント職)

・「一番好きな人と比べる。思い出してしまう」(24歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

忘れられないのはある程度、仕方がないことかもしれませんが、いちいち比較されて、ため息などつかれてしまっては、結婚相手にもかなり失礼になります。

☆すぐ冷めてしまう

・「自分に愛情がないから、すぐ冷めてしまう。嫌なところに目がいってしまう」(26歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)

・「何かあったときにすぐに冷めてしまいそう」(26歳/情報・IT/クリエイティブ職)

これも長く結婚生活を続けていくのは難しくなりそうです。「好き」までは行かなくても、「情」が湧くくらいの感情がなければ、一緒にはいられないということでしょう。

☆目移りする

・「ほかの人に目移りする可能性が高そう」(30歳/情報・IT/技術職)

・「自分が物足りなく感じ、浮気心が生まれてしまいそう」(23歳/小売店/販売職・サービス系)

実際にほかの人に目も心も移ってしまっては、結婚生活は破綻してしまうでしょう。そうなる可能性があると思う人は、二番目以降だと思う人との結婚は止めておいた方がいいかもしれません。

■実際にどんな人と結婚した?

それでは、すでに結婚している女性たちは、いったいどんな人と結婚したのでしょうか。そして、そのことに対してどう感じているのか、既婚女性のみなさんの本音を調査しました。

◇一番好きな人と結婚できた? ・できた……67.0% ・できていない……33.0% (※2)

約6割の既婚女性が一番好きな人と結婚できたと回答しています。3人に1人は一番好きな人とは結婚できなかったということになりますが、最近は「婚活」という言葉もあり、必ずしも恋愛→結婚という人ばかりではないので、妥当な数値なのかもしれません。

◇一番好きな人と結婚してよかった? ・よかった……92.2% ・よくなかった……7.8% (※3)

一番好きな人と結婚できて、9割の女性がよかったと回答してくれましたが、1割の女性は理想とは違う結婚生活になってしまったようです。

◇二番目以降に好きな人と結婚してよかった? ・よかった……76.3% ・よくなかった……23.7% (※4)

一番好きではない人と結婚した女性も、約7割の方はよかったと思っているようです。しかし、よくなかったと感じる女性の割合は少し増えています。

■まとめ

恋愛と違って結婚を考えたときには、「この人を心から好き!」とは思えなくても、相手からの好意や条件によっては「嫌いじゃないし、一緒にいて苦痛ではない」くらいの人を選ぶということもありますよね。それは妥協と呼ぶのかもしれませんが、実際には心から好きな相手にも嫌な面があったり、ダメな部分もあって、知らず知らずのうちに妥協しているのだと思います。「何を幸せと感じるのか」は人それぞれですが、今回のアンケート調査では、一番好きな人と結婚した女性も、二番目以降に好きな人と結婚した女性も幸せになっているようです。選んだ相手と長い結婚生活を送っていける覚悟ができるのかどうかが、結婚して幸せになれるかの鍵なのではないでしょうか。

(さとう ともこ/フォルサ)

(※1)マイナビウーマン調べ 調査日時:2017年4月5日~7日 調査人数:404人(22歳~39歳女性)

(※2)マイナビウーマン調べ 調査日時:2017年4月5日~13日 調査人数:117人(22歳~39歳既婚女性)

(※3)マイナビウーマン調べ 調査日時:2017年4月5日~13日 調査人数:78人(22歳~39歳既婚女性)

(※4)マイナビウーマン調べ 調査日時:2017年4月5日~13日 調査人数:39人(22歳~39歳既婚女性)

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