【プロ野球】「5月男」の伝説。秋山幸二と杉内俊哉。球史が誇る「ミスター・メイ」の圧倒的な成績を見よ! (2/2ページ)
■投の「ミスター・メイ」
秋山幸二の「5月に2度の月間MVP」を超えるミスター・メイぶりを誇る人物がいる。通算9度の月間MVPのうち、なんと4度も5月に受賞したのが杉内俊哉(巨人)だ。
■2005年5月:4勝1敗/3完投/防御率1.67
■2007年5月:5勝0敗/2完投/防御率0.89
■2008年5月:4勝0敗/3完投/防御率0.86
■2012年5月:4勝0敗/2完投/防御率0.68
(※2012年は巨人。それ以外はソフトバンク在籍時)
ちなみに、杉内は4月にも3度、月間MVPを受賞。秋山のように「花粉症が終わってから…」といったことではなく、シーズン当初の杉内はスゴイ、ということのようだ。
いずれにせよ、5月に勝ちまくっていたのは間違いなく、2007年から2011年途中まで「5月14連勝」という無敵ぶり。また、2012年5月30日に行われた楽天との交流戦では、史上75人目(86度目)のノーヒット・ノーランを達成。9回2死までパーフェクトピッチングで、27人目の打者に四球、という「ほぼ完全」の内容だった。
右股関節手術からの復活を目指し、今季はここまで2軍での投球を続けている杉内。そろそろ1軍昇格の声がかかってもおかしくない。1軍復活マウンドが5月、というのは、「ミスター・メイ」の杉内にとって実にふさわしい舞台なのではないだろうか。
■「新ミスター・メイ」は誰?
さて、秋山、杉内に続く「ミスター・メイ」は出てくるのか?
参考までに挙げると昨年の5月の月間MVP受賞者は、セ・リーグの投手は石田健大(DeNA)で、打者が原口文仁(阪神)。パ・リーグの投手はサファテ(ソフトバンク)で、打者がレアード(日本ハム)だった。いずれも初の月間MVP。特に原口は、ちょうど1年前の5月に“ブレイク”を果たし、今では虎のクリーンナップを堂々と務めているわけだ。
開幕ダッシュに成功したチームを追いかけるには、起爆剤となる存在が必要不可欠。今季のペナントレースをもっともっと盛り上げてくれる「ミスター・メイ」の登場を切に待ちたい。
文=オグマナオト