木村拓哉『無限の住人』が菅田将暉やクレヨンしんちゃんに完敗の大惨事 (2/2ページ)
■「裏切り者」イメージでSMAPファンも見限った?
こうした状況で『無限の住人』はゴールデンウィーク(GW)突入後も伸びは期待できないとの見方が濃厚だ。連休になれば家族連れや子供の観客が増えるものの、そうなると家族でも楽しめる『美女と野獣』やアニメ映画がさらに強くなるためだ。つまり公開初週が勝負だったことになるが、そこで結果を残せなかったのだから取り返しがつかない。
「当初は人気コミックを実写化する小栗旬(34)主演の映画『銀魂』もGW公開予定だったといわれ、そちらは大ヒット確実との下馬評です。最終的に『銀魂』の公開時期が7月にずれ込んでキムタクの追い風となったはずが大コケとなれば救いようがない。劇場公開映画は主演俳優の人気が初週の興行成績に直結するだけに、否応無しにキムタクの凋落ぶりが浮き彫りになってしまった」(前出・記者)
映画業界の関係者によると『無限の住人』は「観客は女性が多い」といい、熱烈なファンは確かに映画館に詰めかけているようだが、それでもベスト5入りを逃したのだから事態は深刻。ある別の関係者は“大爆死”の要因をこのように分析する。
「過去に主演した時代劇映画『武士の一分』や人気ドラマの映画版『HERO』のように一般層の関心を引けず、さらに人気アニメを実写化した主演映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』が酷評された経緯もあって、”キムタク主演の漫画原作モノ”というだけで敬遠した層も多かったのでは。また、圧倒的なマジョリティだったSMAPファンも分裂騒動で“裏切り者”のイメージがついてしまった木村のアンチになってしまった。そういった要素が積み重なり、今回の惨状に繋がったのでしょう。今作のデキは決して悪くないだけに残念な結果です」
同作の宣伝用インタビューでは、SMAP解散後の心境として「今は舵を切るのも推進力を得るのも自分次第」と殊勝に語っていた木村。ソロ転向後の最大の正念場といわれた『無限の住人』が大惨敗必至となったことで今後どう舵を切っていくのか、天下のスーパースターの奮起に期待したい。
- 文・橘カイト(たちばな・かいと)
- ※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。