球史に残る!「名監督たちの神采配」伝説プレイバック (3/5ページ)

日刊大衆

デーブさんいわく、血液検査で副交感神経が優位な自律神経の持ち主、つまり緊張しにくい性格であるということに、お墨つきをもらったうえでの配置転換だったそうですから、単なる思いつきではなさそう。それが2年連続30セーブを達成して、最年少で侍ジャパンに選ばれるまでになっているんだから、大したものだと思います」(楽天担当記者)

 ちなみに、楽天では、13年日本シリーズで星野仙一監督が見せた第5戦での則本の中継ぎ抜擢から、第7戦での田中将大(現・ヤンキース)のクローザー起用に至るまでの流れは、いまだに語り草。対戦した巨人ベンチを圧倒するほどの一体感で球場全体を覆った、あの異様なムードは、采配ひとつが観客の心をも大きく動かした瞬間でもあった。

「WBCで盛り上がったから言うわけではないですが、06年の第1回WBCでジャパンを率いた王貞治も、やっぱり名将です。中でも、準決勝・韓国戦での代打・福留孝介のホームランは出色。不振でスタメンを外されていた彼を、あんな場面であえて使うなんて、なかなかできることじゃない。あの一発がなければ、世界一にはなれなかったでしょう」(スポーツ紙中堅記者)

 そうしたベテラン勢の活躍は、WBCの歴史でもある。第2回WBCではイチローの決勝タイムリー。第4回大会でも、青木宣親(アストロズ)や内川聖一(ソフトバンク)といった、ベテランの一打が、何度も日本打線を勢いづかせていた。小久保監督が“名将”かどうかはさておき、代打の出しどころ、ベテランの存在感が、戦局すらも大きく変えるのだ。

 反対に、若手の起用法に定評があるのは日本ハムの栗山英樹監督。「昨季の大逆転優勝で、さらに評価を高めましたが、やはり采配はうまいなと感じます。栗山さんとハムの選手たちには、どこか“あうんの呼吸”があるんです。ビジターの首位攻防戦で、いきなり1番に大谷翔平を起用するだけでも考えられないのに、その大谷自身が起用に応えて先頭打者ホームランを叩き込むなんて、漫画のような出来事が起きてしまうわけですよ」(日本ハム担当記者)

 栗山監督の采配に応じた選手の神がかり的活躍がなければ、最大11.5ゲーム差をひっくり返すことはできなかっただろう。

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