キレイになりたい…江戸時代の女性のスキンケアやメイクはどんなものだった? (2/2ページ)
首に白粉をぬるときは顔よりちょっと濃いめに、まぶたには薄く白粉を塗ってほんの少しだけ紅をつけ、鼻は少し濃い目に塗ると鼻筋が通って見えると言われていました。はえぎわには、ほんのりとなるくらいのさじ加減で白粉を。
![](https://image.dailynewsonline.jp/media/3/9/394235d6b1cacdae40632412df61c153d4df713b_w=666_hs=db461f35170d993123ebdabf36c1f208.jpeg)
「時世美女競 東都芸子」渓斎英泉
眉毛は、カミソリで剃ったり毛抜きで抜いて形を整えてから、眉墨などを使って描いていました。丸顔の人は短めに、下膨れの人は太めに描くのが良いとされていたそう。
口紅も、今みたいにリップグロスのようなものはありませんから、茶碗に刷いたものを筆にとって、唇につけていました。「下唇に濃く、上唇に淡く」塗るのが、ポイントだったとか。
スキンケアで素肌を磨くだけでなく、自分の顔立ちを活かしたメイク研究にも熱心だった江戸の女性たち。白粉もつけていた当時は、メイクにもきっと時間がかかりそうですよね。身だしなみやメイクにどのくらい時間をかけていたのか、気になるところです。
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan