大人とは違う「小児がん」の特徴とは?気になる症状と治療法を解説 (4/4ページ)
検査、治療内容
CTやMRIといった画像検査を行います。手術を行い、術後に抗がん剤治療や放射線治療を行います。 小児がん特有の問題点について

治療の副作用
治療法の進歩に伴い、小児がんの生存率は向上していますが、その反面、治療の副作用を抱えながら、その後の人生を生きなければならない人が増えています。
■ 骨髄移植
白血病治療の際、骨髄移植などの造血幹細胞移植を受けると、移植した細胞が自分の体を異物として攻撃するというGVHD(Graft versus host disease, 移植片対宿主病)が起こります。
これにより皮膚や粘膜、肺が障害され、皮膚のただれや粘膜のひきつれ、呼吸困難に悩まされる方がおられます。GVHDを抑制するために使用したステロイド薬の副作用のため、目の圧が上がる緑内障になることもあります。
■ 放射線治療
また、放射線治療を脳に行うと、体の成長や生殖機能の成長に必要なホルモンを分泌する部分が障害を受け、身長が伸びない、不妊といった悩みが生じることがあります。
カルテの記録が残っていない
年齢が若いころにがんの治療を受け、完治したため定期受診もしていないという状況だと、本人は治療内容について覚えておらず、カルテの記録も残っていないこともあります。
大人になってから体の不調を感じても、それが幼少期のがん治療と関係しているとは分からず、診断や治療に難渋することもあります。
がんが治った子どもたちのその後をどうやって見守っていくかについては、まだ決まった体制ができていません。 最後に医師から一言

小児がんは大人とは違う特徴があり、保護者にとってはどのような病気か全く知識がないことが多いです。
治療には長期間の治療を要する場合が多く、家族の負担は大きいのが現状ですが、治療成績は年々改善しています。
(監修:Doctors Me 医師)