ゲス川谷でも視聴率には響かず?松本人志『ワイドナショー』の苦境

デイリーニュースオンライン

Photo by Dusty J(写真はイメージです)
Photo by Dusty J(写真はイメージです)

 今月7日放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)に、ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音(28)が出演し様々な反響を呼んでいるようだ。川谷は、昨年タレントのベッキー(33)との不倫騒動をきっかけに“時の人”となり、その後に交際したタレントのほのかりん(20)が、当時未成年だった頃に共に飲酒したとして謹慎状態となっていた。

 川谷のメディア出演は、昨年7月に出演した『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)以来約10カ月ぶり。今回は活動自粛後、初のテレビ出演でもあり注目が集まっていた。番組で川谷は、騒動に関する心境やベッキーへの思い、ほのかとの交際について告白。レギュラー陣のダウンタウン・松本人志(53)や東野幸治(49)らからの質問やいじりに対し、笑顔を見せながら対応していた。

 しかし、この日の視聴率は8.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同)で、他の放送回と比較しても大きな伸びは見られず、結果として番組の視聴率には反映されなかった。同番組には昨年10月、不倫相手であったベッキーが約150日ぶりに地上波テレビ番組出演として、当番組に登場している。この時の視聴率は10.4%で、番組の中でも高視聴率を記録していた。川谷で“スキャンダル特需”を得ることはできなかったようだ。

「出演のタイミングも重要だと思いますが、とくにベッキーはタレントとして従来のキャラクターが定着しています。川谷との不倫も、優等生キャラのベッキーの化けの皮が剥がれていく様子に注目が集まっていた部分がありました。一方で、川谷は露出そのものがそれほどなかったため、視聴者も芸能関係者もキャラクターを掴むことができていない。うまくイジることもできず、インパクトにも欠けてしまうという部分があったのでは」(芸能関係者)

 “優等生キャラの崩壊”という部分が視聴者を注目させていたベッキー。川谷の場合はこうした刺激要素に欠けたことが、視聴率敗北の原因なのかもしれない。しかし川谷の出演回だけに限らず、現在『ワイドナショー』は視聴率に苦しむ状況が続いている。

■『ワイドナショー』が『しくじり先生』になる日

「基本的に1桁視聴率なのですが、実は川谷出演回の視聴率はまだ良かった方。3月には6.8%の回もあり、常に視聴率は苦戦しているようです。この時間帯は裏番組が『サンデージャポン』(TBS系)『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)と、日曜午前の人気番組激戦区でもあります。そのため“スキャンダル特需頼り”となっている現状もあるようですね」(前出・芸能関係者)

 一方でこうしたスキャンダルに関して、特別な縁を感じさせる番組でもある。これまでに出演者がスキャンダルに巻き込まれるという事例が何度も生じているからだ。その顔ぶれには、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された清原和博(49)、不倫報道が報じられた乙武洋匡(41)、そしてSMAP解散騒動に巻き込まれた中居正広(44)など大物ばかりが揃っている。松本自身でさえ、最近ではこれらを“『ワイドナショー』の呪い”と語るほどだ。

「最近ではこうした“呪い”にかかった芸能人たちの受け皿にしようとする動きもある。最近でも、ゲストでたびたび出演していたRIP SLYMEのSU(43)の不倫報道が報じられ、“呪い”を証明した格好。それもあってか、SUが弁明するのも『ワイドナショー』が有力視されている」(前同)

 他局では、過去にしくじってしまった芸能人が教訓を語る『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)が放送されている。『ワイドナショー』でも番組のジンクスを逆手に取って、フジテレビ版『しくじり先生』と評される日が来るのかもしれない。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)
※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。
「ゲス川谷でも視聴率には響かず?松本人志『ワイドナショー』の苦境」のページです。デイリーニュースオンラインは、ゲス川谷ワイドナショー不倫騒動ゲスの極み乙女。エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る