就活で「やりたい仕事」と「自分の適性」が違ったらどっちを優先させる? 経験者の6割は

就活スタイル

就活で志望企業を決める際に、「自分に向いている仕事」を選ぶか、それとも「自分がやりたい仕事」を選ぶか……「自分に向いている仕事=やりたい仕事」ならなんの問題もないのですが、そんなにうまくはいかない人も多いと思います。やりたい仕事でも向いていないと感じたり、希望の職種ではないけれどスキルはあると感じることもありますよね。そこで今回は就活を経験した社会人のみなさんに、自分の適性と希望する仕事がずれていると感じた場合、どちらを優先させたかについて聞いてみました。


■就活で職種や業界を選ぶときに「自分の適性(向いていること)」と「自分が希望する職種(やってみたいこと)」が違うと感じた場合、どちらを優先させましたか? 

・自分の適性      76人(40.0%)
・自分が希望する職種  114人(60.0%)

6割の人が「自分が希望する職種(やってみたいこと)」を優先させると回答しました。では、なぜそう思ったのでしょうか? それぞれ理由についても聞いてみました。

<自分の適性(向いていること)を優先させた!>

■適正がある仕事でないと続かない

・本当に向いている仕事についたほうが、いやいや向いていない仕事をすることが少なくてすむと思うから、ストレスも少なく感じられる(男性/26歳/自動車関連)
・長く続けるためには適性が大事かと思ったから(女性/25歳/小売店)
・合っていないと、将来辞めたくなる(女性/30歳/その他)
・自分に合う仕事のほうが、難しく考える必要がなくなるから(女性/22歳/建設・土木)

■適性のない仕事をやるのはつらい

・やりたくても結局自分に合わなかったらつらくなると思うから(女性/25歳/アパレル・繊維)
・できないことで苦しむより得意なことをやって楽したい(女性/26歳/情報・IT)
・理想と現実のギャップに押しつぶされないように(女性/25歳/生保・損保)
・向かない仕事だと大変だと思ったから(女性/23歳/人材派遣・人材紹介)

<「自分が希望する職種(やってみたいこと)」を優先させた!>

■好きなことをやるのが一番!

・自分が好きなことが一番(男性/26歳/団体・公益法人・官公庁)
・自分がやりたい仕事をやったほうが楽しいから(男性/28歳/運輸・倉庫)
・好きなことじゃないと続かないと思うので(男性/28歳/情報・IT)
・一度の人生、やりたいことをやろうとするべき(男性/28歳/団体・公益法人・官公庁)

好きなことじゃないと頑張れない・後悔しそう

・自分の希望でなくてはやる気が出ない(男性/28歳/運輸・倉庫)
・やってみたいことなら、多少の困難でも頑張れると思うから(女性/30歳/その他)
・自分が本当にしたいことを仕事にしないと将来後悔してしまいそうだから(男性/25歳/商社・卸)
・そのほうがあとで凹まないイメージ(女性/37歳/その他)

好きでも適正がない仕事だとつらくなる、という意見もあれば、好きなら多少適正がなくても頑張れるという声も。どちらの意見ももっともで、ますます悩んでしまいそうですよね。

いかがでしたか? 「自分に向いている/いない」というのはあくまで予想。実際に仕事をしてみないと本当のところはわかりません。「好きこそ物の上手なれ」ということわざにもある通り、好きな仕事ならやっているうちに上達して適正が磨かれていくこともあるかも。実際には「やってみたいこと」を優先させたほうが、後悔は少ないかもしれませんね。

文●オチアイユキ

マイナビ学生の窓口調べ
調査期間:2017年4月
調査人数:社会人男女190人

「就活で「やりたい仕事」と「自分の適性」が違ったらどっちを優先させる? 経験者の6割は」のページです。デイリーニュースオンラインは、実行力忍耐力思考術やりがい働き方カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧