韓国分断! 北朝鮮工作員が暗躍した大統領選裏 (2/2ページ)
「1950年1月に米国のアチソン国務長官が、米国の防衛線をアリューシャン列島︲日本︲沖縄︲フィリピンと定めたことで韓国をその外としました。これを知った北朝鮮の金日成首相(当時)は『南侵しても米国は介入しない』と判断、朝鮮戦争が勃発したことからアチソンラインは韓国保守派のトラウマとなっています」(軍事アナリスト)
“名誉革命”などと陶酔し、保守派の朴前大統領をブタ箱にぶち込んだはいいが、その結果、米国に見捨てられかけていると気付き、大慌てというわけだ。
「不思議なのは、5月4日に韓国株式が沸騰して史上最高値を付けたことです。しかも韓国通貨ウォンも高騰し、逆に危機に強い原油価格が低迷している。戦争や革命前夜にある韓国の株式に投資しているのは、強欲な外国人投資家ですからある意味分かりますが、ソウルが“火の海”になるかもしれないというのにマンション建設ラッシュが続いている韓国は理解不能です。北が同胞を核攻撃するはずがないという一種の信仰が支配しているようで、ソウルはのんびりムードです」(前出・通信社記者)
米国は『作戦統帥権』を韓国に返上するとしたが、朴政権下ではそれを拒んだ。従って韓国軍の士気は低下し、クーデターなど望むべくもない。しかし、なぜ一般国民までが米国に見捨てられると分かっていながら文候補を支持し続けたのか。
「1997年に韓国に亡命した朝鮮労働党の黄長燁元書記(故人)は、『韓国には5万人の北朝鮮工作員が潜伏し暗躍している』と明かしました。左翼言論の衣をまとったテロ集団は、各種市民団体を乗っ取り、善良な市民を巻き込んで労働組合や団体などを操縦して市民を扇動しているのです。それを側面で支援するのが、かつて学費など北朝鮮系の団体から支援を受け“恩義”を着せられた廬武鉉元大統領系の文候補などの法曹関係者や知識人、文化人、ジャーナリストらです」(同)
これに輪をかけているのが、キリスト教信者といわれている。'05年、韓国統計庁の発表によると人口の約3割がキリスト教徒で、同教は韓国宗教界の最大勢力だ。朴前大統領もカトリック信者だった。
「キリスト教徒は『対話』『和解』『和平』といった言葉の魅力に抗えません。それを知っている北の工作員は、左右を問わず大統領候補の口を通して『北朝鮮に対して対話と和平の努力を惜しまない』と言わせることで、北側勢力として取り込んでしまうのです」(北朝鮮ウオッチャー)
文候補の同志だった廬武鉉政権下の'10年に、韓国軍の『作戦計画5027』が北に流出する事件が起きた。現役少将などが対北工作員に抱き込まれ、数年にわたり軍事機密を横流ししたという事件だ。現在も、なお軍内には北朝鮮内通者がいるといわれており、米国は安心して情報提供できる状況にない。
金正恩の高笑いが北から聞こえるようではないか。