慰安婦問題を見直し?反日大統領・文在寅でも韓国が何も変わらない現実

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慰安婦問題は見直し?反日大統領・文在寅でも韓国が何も変わらない現実
慰安婦問題は見直し?反日大統領・文在寅でも韓国が何も変わらない現実

「国民の大多数が、心情的に合意を受け入れられないのが現実。(略)双方が賢く解決できるよう努力する必要がある」

 9日の選挙を経て韓国の新大統領に就任した文在寅(ムン・ジェイン)氏が、さっそく安倍晋三首相と電話で会談。従軍慰安婦を巡る日韓合意遵守を求める安倍首相に対し、一歩も譲らずに牽制してきた。

 “そもそも”日韓合意は「最終的かつ不可逆」な国際条約であり、日本側は既に合意した義務を果たしている(注1)。再交渉する必要も無ければ、(条約を守るよう)努力するのは双方ではなく韓国側だけのはず…。

 これに加えて文在寅大統領の掲げる政策は、

「(閉鎖されている南北共同運営の)開城工業団地の再稼働」
「THAAD(米軍による高高度防衛ミサイル)の稼働見直し」
「早期の平壌訪問の実現」

 などなど、親北朝鮮・反米・反日の<極左政権>との触れ込み通り。いつもは韓国に大甘で、遠慮しまくる日本メディアの中にも、「日韓関係が最悪の5年間(注2)を迎える」というトーンが目立った。この厄介な新大統領が率いる韓国と、どう付き合っていくべきなのか?

■「反日」は永遠に不変

 とはいえ日本にとって真に重要な日韓の問題は二つだけ、とも思える。むろん、一つは<北朝鮮>。

 今春の朝鮮半島危機においては、金正恩の暴走に日米中が強硬な姿勢で臨んだが、いまだ危機は去っていない(注3)。いかに文在寅大統領が親北朝鮮であろうと、国際的取り決めを無視して接近されても困る(注4)。ここは日米が改めて「安全保障上、韓国はどちらの陣営なのか?」とプレッシャーをかけ続ける必要がある(注5)。

 もう一つが<反日>だ。

「親日派を清算する」と勇ましく登場した文在寅大統領だけに、冒頭のように慰安婦合意の見直しは仕掛けてくるだろう。

「大統領が変わったから、前政権が結んだ国際条約を見直したい…などという方針は、明らかに世界の非常識。しかし理性より国民の感情(注6)が最優先される韓国では、恥とも思わないようです」(韓国通ジャーナリスト)

 そして韓国の国民感情といえば<反日>であり、これは大統領が右だろうが極左だろうが(注7)変わることは無い。戦火が迫ろうという時でも「サッカー場で日本人が旭日旗をあげた〜(注8)」だの、「韓国人俳優(注9)が大阪でサベツされた〜」と血道を上げて騒いでいたのだから…。

 ———これまでのように<未来志向>だの<相互理解を推進>といったキレイごとに意味は無く、日本はリアリズムで対応すべき時期が来た。安全保障上は日米韓の連携を続け、韓国の離脱は許さない。また<反日>を韓国内でやる分には無視して、放置。ただし、国際社会で日本の名誉を貶める行為をしたときは徹底的に反撃する。

 例えば慰安婦像をソウルでも釜山でも、何百体作ろうが無視していればいい。しかし外国に設置したり、国連やユネスコで事実のあやふやな日本攻撃をしてきた時は容赦しない、ということ。日韓通貨スワップ凍結や各種資金援助の中止など、経済を人質に(注10)取ってでも黙らせる…。

 極論すれば安全保障以外は、韓国を北緯38度線以北の国と同等に扱うということだ。北朝鮮LOVE??な文在寅大統領なら喜んでくれるかも?

(注1)合意義務…従軍慰安婦基金への10億円拠出など。
(注2)最悪の5年間…韓国大統領の任期。
(注3)朝鮮半島危機…新大統領就任に合わせてミサイルを発射した。
(注4)北朝鮮への接近…金大中、廬武鉉の左派政権が、太陽政策と称した経済援助などで北朝鮮の取り込みを図った。が、北の核装備などを利しただけ、という声が多い。
(注5)韓国へのプレッシャー…日本の安全保障上も、最重要。
(注6)韓国の国民感情…それも怒りとか恨みとか、主にネガティブ方面で盛り上がりがち。
(注7)右だろうが…保守だ、親日だと言われながら登場した李明博政権、朴槿恵政権の末路を見れば、韓国の<反日>に政治的立場は関係ないことが分かる。
(注8)旭日旗をあげた…アジアチャンピオンズリーグのアウェーでの試合に於いて、川崎フロンターレのサポーターが旭日旗を掲げたとされて大騒動が続いている問題。この件に関しては稿を改めたい。
(注9)韓国人俳優…俳優というかYoutuberというか詐欺師というか…。
(注10)経済を人質…仮に日韓間の経済活動が冷え込んでも、日本にさしたるダメージは無い。

著者プロフィール

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コンテンツプロデューサー

田中ねぃ

東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ

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