調理師になるには? 資格や養成施設についての基礎知識を知ろう

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料理に関わる国家資格の一つに「調理師」がありますが、この調理師の資格はどうすれば取得できるのかみなさんはご存じですか? 専門的な分野の資格なので、一般の人はあまり知らないかもしれませんね。そこで今回は、この調理師になるにはどうすればいいか、また就職後のフローをまとめてみました。

■調理師になるには2つのルートがある!

「調理師」は、「都道府県知事の免許を受けて調理業務を行う資格を有する者」です。調理師は調理の技術だけでなく、栄養や衛生といった分野にも精通しているため、調理師の資格を有していれば、飲食店に必ず必要な食品衛生責任者に講習を受けずになることができます。

また、調理師は「名称独占資格」という「資格を持っていない人は名乗ることができない資格」です。飲食店で調理することは調理師の資格がない人でも可能ですが、資格がない人が調理師と名乗ると、罪に問われてしまいます。

さてそんな調理師の資格を得るには、2つのルートがあります。一つは調理師養成施設、いわゆる専門学校で学び卒業すること、そしてもう一つは調理師試験に合格することです。

■調理師養成施設ではどんな流れで取得する?

まずは調理師の資格を得る一つ目のルートである調理師養成施設についてです。一般的な専門学校と同じで、試験を経て入学する流れとなり、高等学校卒業およびそれと同等の資格を有する場合に受験することが可能。

調理師養成コースは1年間(夜間コースやより専門的な知識を学ぶコースの場合は1年半や2年という場合もあります)となっており、その中で調理師に必要な技術や知識を学ぶことになります。そして卒業時に調理師の資格が与えられます。

■調理師試験はどんな内容?

次はもう一つのルートである調理師試験についてです。調理師試験は各都道府県ごとに実施されているものですが、青森県や宮城県など一部地域は「公益社団法人調理技術技能センター」が、そして関西と四国の一部地域は「関西広域連合」が実施しています。

受験資格は、学歴と職歴の2つからなっています。公益社団法人調理技術技能センターでは、以下の受験資格を設けています。

●学歴

1.中学校卒業以上の者
2.旧制国民学校高等科の修了者、旧制中学校2年の課程の修了者または調理師法施行規則附則第3項の規定によりこれらの者と同等の学力があると認められる者

●職歴
・調理師法施行規則第4条に定める施設(飲食店営業、魚介類販売業、そうざい製造業、学校・病院・寮などの給食施設)で2年以上調理業務に従事した者

学歴の2は少しわかりにくいですね。この「調理師法施行規則附則第3項」は日本国籍を有していない人を対象にした条件で、例えば外国人でも資格を有するに値する学力を持った人であれば受験できる、というものです。

試験は「衛生学」「食品学」「栄養学」「調理学」など調理や食品の取り扱いに関するもののほか、食文化や歴史といった問題も出されます。合格後は、合格通知書と医師の診断書、住民票などを保健所に提出し、調理師免許の申請をします。その後免許が与えられることで、調理師として認められることになります。

■調理師免許取得後のフローは?

調理師免許取得後は、やはり飲食店や食品関連の施設で働くのが一般的。調理師学校を卒業した人の場合は、学校に協力している企業の飲食店やホテルのレストランなどに就職するパターンが多いようです。また調理師試験を経て免許を取得した人では、実務経験を積んだ飲食店で引き続き働くというケースもあります。

飲食店に就職した場合はそこで経験を重ね、より大きな店や格式の高い店にステップアップ、最終的には自分の店を持つというのがよくある流れといえます。なかには一念発起し、免許取得後にいきなり自分の店をオープンさせるという、チャレンジ精神旺盛な人もいるようです。他にも調理師として働くのではなく、一般企業に就職し、その資格を生かした業務に就く場合もあります。

調理師になるにはどうすればいいかまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。調理師免許がなくとも講習を受けることで食品衛生責任者になれますし、飲食店で料理を行うことも可能ですが、やはり免許があることは責任ある立場になれるということですからお客さんや取引先の信頼度が違ってきます。将来飲食業に携わりたいという人は、早い段階から資格取得を考えておくといいですね。

参考:公益社団法人調理技術技能センター
http://www.chouri-ggc.or.jp/

(中田ボンベ@dcp)

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