こんなはずじゃなかった? 予想外だった大学生活の実態5選
この春大学に進学したみなさんは、新しい環境にもそろそろ慣れてくる時期でしょうか。落ち着いて振り返ってみると、「こんなはずじゃなかったのに……」と思うことも多いのでは? そこでイマドキ大学生が、大学に入ってみて予想外だったことを聞いてみました。こんなはずじゃなかったのに! というものから、いい意味で予想外だったものまで、悲喜こもごもの意見をご紹介します。
1.友達ができない!……54名
・友達がたくさんできて楽しい大学生活を期待していたのに、入学式の友だち作りに乗り遅れるとその後、友達ができない(男性/22歳/大学4年生)
・クラスがないから毎日会うわけでもなく、なかなか親密度が上がらない(男性/18歳/大学1年生)
・思っていた以上に出会いがないから恋人もできない(女性/20歳/大学3年生)
実は一番多かったのが、友達作りに関することでした。「高校生までは自然と友達ができていたのに、大学生になってからは自分から動かないと友達ができない」「友達なんて、勝手にできるものだと思っていたから驚いた」という声が多いのです。
実際、大学では高校までのように特定のクラスがあるのは当たり前、というわけではありません。そのため、自ら「ゼミに所属する」「サークルに入る」など、コミュニティに飛び込んで行かないと、人と知り合う機会が極端に少なくなってしまいます。「恋人がほしいけど、まず友達作りのハードルが高い」「まさか大学生にもなって友達作りで悩むなんて……」と、切実なお悩みもありました。
2.とにかくお金がかかる!……32名
・交際費がバカにならない(男性/22歳/大学4年生)
・購買でついお菓子を買ってしまってどんどんお金が減る(男性/18歳/大学1年生)
・お昼代など思っていたより食費がかさむ(女性/20歳/大学3年生)
サークルに参加すると、みんなで食事に行く機会も多いことでしょう。「高校までご飯に3,000円も使うことがなかった」と驚く声があがっています。また、高校まではお弁当を持参していたけれども、大学生活では学食や購買、コンビニでの購入が増えることから、「食費がこんなにかかることを初めて知った」という学生も多いようです。お弁当を作ってもらえるありがたみを感じますね。
3.意外と忙しい!……29名
・大学生活は楽と聞いていたのに、思っていた以上に勉強が大変で遊べない(男性/18歳/大学1年生)
・課題が多くてまったく暇がないし、自分の時間が取れない(女性/20歳/大学3年生)
「大学生活は楽! 4年間遊び放題!」 なんて言われながら、受験勉強に励んだ人もいるのではないでしょうか。しかし、実際に大学の授業が始まってみると、履修する科目や課題が多くて、思っていた以上に「遊べない」と嘆く声も多数聞こえてきます。特に1年目は、「必修科目も多いので自由な時間がない」人や、中には「サークルやバイトをしている暇もない」という人も。自分の時間を確保するためのスケジュール作りができるようになるといいですね。
4.人が多い!……10名
・人が多くて学食はいつも満席(女性/18歳/大学1年生)
・キャンパス内が人だらけ(男性/22歳/大学4年生)
高校は、全校生徒合わせても数百人、マンモス校と呼ばれるところでも4,000人以下のところが一般的ですが、総合大学ともなれば、一つのキャンパスに数万人が学びに来ている場合も。混雑して教室の移動も困難なくらいに人が集まっている環境は、大学ならではでしょう。
5.休みが長い
・春休みや夏休みが長い(男性/20歳/大学2年生)
・思っていた以上に授業のない期間が長い(女性/21歳/大学3年生)
高校生までは、一番長い夏休みでも40日程度でしたが、大学生は、履修している授業によっては最長で2ヶ月の休みになる人もいるようです。そんな長期休暇が、あと1ヶ月もすればやってきます。普段なかなか忙しい学生も、この期間に思いっきりやりたいことをやってみてはいかがでしょうか? すでに夏休みが待ち遠しいですね。
いかがでしょうか。自由で楽しいことがたくさんある大学生活ですが、入学してみると高校生のころに思い描いていた生活とギャップを感じて驚く人も少なくないようです。思っていたよりつらいことや大変なこともあるかもしれませんが、一つ一つ対処法を考えてうまく乗りきっていけるといいですね。
長谷川鴨子
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2017年5月
調査人数:大学生男女403人