孫正義や柳井正ら世界のトップたちが駆使する「禁断の学問」とは? (2/2ページ)

新刊JP

視野が広く、どれだけ多くの人を救えるかという視点に立って物事を見ています。

彼らの発言を聞くと、「帝王學」のエッセンスが入り込んでいますね。

――そのエッセンスは発している言葉に対して自然に入り込んでいるんでしょうか。

中野:そうだと思います。染み込んでいる感じですね。

また、彼らはしっかりと「帝王學」を勉強されています。孫さんは坂本龍馬からの影響を公言していますが、坂本龍馬も「帝王學」を身につけている人ですし、そこに加えてご自身でも深く勉強されているように感じますね。

――本書の中で、「帝王學」は人を選ぶと書かれていましたが、どんな人が「帝王學」に選ばれるのでしょうか。

中野:世の中を良くしたい、社会を変えたいという人は「帝王學」に選ばれると思います。そういう心が根になければ、スケールの大きな事業はできません。自分だけの満足ではなく、周囲の人たち、社会全体のことを考える利他の心があると、思考の枠組みが大きくなるんです。

孫さんや柳井さんは、世界レベルの思考をしているわけですよね。そういう日本人がもっと増えてくれば、日本経済の未来にとっても良い影響が出てくるはずです。

――では、「帝王學」を身につけるべき人はどんな人ですか?

中野:やはりリーダーたち。国のリーダー、地域のリーダーというと政治家ですよね。また、実業家もそうです。政治や実業を使って、日本を良くする人たちには身につけてほしいです。

また、もう一つ大切なのが、未来を作る若者たちに学んでほしいですね。実は今のリーダーたちに身につけてもらうよりも、若者たちに勉強してもらった方が、日本が成長するスピードは速いと思います。だから、エッセンスを本にまとめて、誰でも安価で学べるようにしたんです。近い未来に「あの本を読んだから変われました」という成功者が出てきたら嬉しいです。

今まで6年以上、「帝王學」についていろんな人に教えてきました。でも、聞いているふりをしているだけで変わらない人もたくさんいます。どれだけ素晴らしい学問であってもそう。だから、数%でもいいので、「帝王學」を身につけて、実践する人が出てきてくれれば嬉しいですね。

(了)

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