世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第222回 グローバリズムと仏韓大統領選挙 (3/3ページ)

週刊実話

20代から40代の文在寅支持率は、常に50%を上回っていた。
 逆に、50代以上は朝鮮戦争の記憶もあり、北朝鮮に融和的な姿勢を見せる文在寅に対する支持は低迷していた。
 現状に不満を持ち、北朝鮮融和政策に拒否感を持たない若い世代と、北朝鮮を危険視する高齢者世代とで、世代により投票行動がまるで異なっていたわけである。

 韓国大統領選挙においては、毎回「経済民主化(財閥経済からの脱却)」が叫ばれ、そのたびに「裏切られる」状況が続いていた。韓国の若者たちは、革命的な文在寅が、
 「今度こそ、経済民主化を達成してくれるかも」
 と、希望を見出したのであろう。

 フランスにしても、韓国にしても、グローバリズムにより国民が分断され、投票行為に露骨に違いが出るという点が共通しているのだ。今回の仏韓両国の大統領選挙は、政権選択に際した切り口として「グローバリズムか、反グローバリズムか」が脚光を浴びたという点で、歴史的な意味があったのである。
 今後の世界の選挙の争点は「グローバリズムか、反グローバリズムか」が増えていくであろうし、そうなるべきなのだろう。

みつはし たかあき(経済評論家・作家)
1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。

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