アジア大洋州各国の「空気」を満喫 『アジアの祭典チャリティーバザー』取材ルポ (2/3ページ)

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このような観察の仕方で、その国の「空気」を読み取ります。

・矯正品販売も

ただ、やはりこれはチャリティーバザーです。各ブースではアジア大洋州各国の市民の生活向上につながるような「工夫」もなされていました。

たとえば上の写真は、インドネシア大使館ブースの物品。これを作ったのは、刑務所の囚人です。

日本では「矯正品」と呼ばれるものですが、東南アジア諸国の刑務所は「懲罰施設」という色合いが非常に強く、その環境も劣悪です。インドネシアのとある刑務所では先日、200人以上もの服役囚が脱走するという事件が起こりました。どうやら囚人の待遇を巡って、前々から問題があったようです。

日本の刑務所を「教育施設」と位置づけたのは、『鬼平犯科帳』で知られる長谷川平蔵です。史実の鬼平は、犯罪者を社会復帰させる目的の「寄せ場」を作りました。これが日本の刑務所のコンセプトです。しかし海外の刑務所は、犯罪者を社会から隔離させるためにあります。TVドラマ『プリズン・ブレイク』の世界と言えば分かりやすいでしょうか。

とはいっても、最近では「服役囚の社会復帰プログラムを整備しよう」という動きがインドネシアでも起こりつつあります。手に職をつけさせなければ、刑期を終えても社会に馴染めず過ちを繰り返してしまいます。

矯正品販売の機会を提供しているチャリティーバザーは、各国の治安問題改善に一役買っているのです。

・友好あってこそ

この催しには毎年、皇室の方々が公務でご来場されます。今年は常陸宮妃華子殿下がお出ましになり、アジア各国の伝統芸能をご覧になりました。

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