フジテレビがジブリ宮崎駿に謝罪へ…虚偽報道が相次ぐ病巣

デイリーニュースオンライン

Photo by Pixabay(写真はイメージです)
Photo by Pixabay(写真はイメージです)

 5月28日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、番組が取り上げたスタジオジブリ・宮崎駿氏(76)の過去の引退に関わる発言が事実ではなかったことが明らかになり、翌29日、番組の公式ホームページに謝罪文が掲載され、話題になっている。

 問題となったのは「宮崎氏の過去の引退宣言」として紹介したフリップだ。これまで計7度に渡って引退発言をしたと番組では紹介されたが、これは2013年にTwitterに投稿された“ネタツイート”であると指摘が相次いだのだ。そのツイートをした本人もフジテレビに対して抗議を行ったという。フジテレビは「真偽を確認しないまま放送に至り、宮崎駿氏並びに関係者の皆様、視聴者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」との謝罪文を掲載したものの、昨今の“フジ低迷”にさらなる拍車をかけそうな一幕となった。

 ここ最近では、フジテレビの情報番組には非難が相次いでいる。同25日に放送された『直撃LIVE グッディ!』(同)では、24日に大麻取締法違反容疑で逮捕された、元KAT-TUNの田中聖(31)容疑者にまつわる報道で、田中容疑者ではない人の映像を流したことが発覚し、批判が続出。翌日、同番組中に三田友梨佳アナウンサー(30)が訂正、謝罪することとなった。また、同番組では3月にも不適切な効果音が度々流れるVTRを放送し、安藤優子アナウンサー(58)が謝罪している。関係者によると、そんなフジテレビの体たらくはしばらく改善される気配もなく、さらなるミスが頻発することが予想されているようだ。

■フジテレビの低空飛行はまだまだ続く!?

「低迷の責任を取る形で亀山千広社長(60)の更迭が決定するなど、フジは今、社内の体制が大きく変わる過渡期と言えます。それもあって、制作スタッフの内部もめまぐるしく変わるなど、体制が整わず内部はボロボロ。現場スタッフは疲労困憊のようで『27時間テレビよりしんどい』という声もあるとか。それもあってこのような凡ミスが続いているようです。さらに見切りをつけた有能なスタッフが逃げるように退社し始めており、さらに人が減るという悪循環にも陥っている」(テレビ局関係者)

 スタッフの人為的ミスも、結局は社内の環境が招いた“しわ寄せ”ということになる。新体制が固まるのは少なくとも7月からとなりそうなだけに、あと1ヶ月以上はこの状況が続くことになりそうだ。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)
※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。
「フジテレビがジブリ宮崎駿に謝罪へ…虚偽報道が相次ぐ病巣」のページです。デイリーニュースオンラインは、直撃LIVE グッディ!ワイドナショー宮崎駿ジブリフジテレビエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧