スマホによって道徳感が変わる。スマホユーザーはPCユーザーと比べて理性的で非感情的な意思決定を行う傾向にあるという研究結果(英研究) (2/5ページ)

カラパイア



・義務論的判断と功利主義的判断
 道徳的な判断がスマホとPCにいかに影響されるのか調査するために、1,010人の被験者が集められ、”トロッコ問題”というよく知られた道徳的ジレンマにおける行動を質問した。これは、「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」という倫理学の思考実験である。

 道徳的判断は大きく義務論的判断と功利主義的判断に分けられる。

 義務論的判断は、一般に自動的あるいは直感的な反応であり、ジレンマの感情面によって促される。一方、功利主義的判断は、非感情的あるいは合理的/制御された考察の結果であり、予測される結果を意識的に評価することでなされる。

 別の言い方をすると、義務論的視点は道徳規範あるいはルール(法律など)と一致するかどうかで行動を評価し、功利主義的規範は帰結に基づき行動を評価する。

[画像を見る]

・トロッコ問題とは?
 トロッコ問題とは次のようなものだ。線路を走るトロッコがある。線路の前方に作業員5人が縛られており、動けないでいる。このままでは轢き殺されてしまうだろう。あなたはたまたま分岐器のそばにおり、レバーを引けばトロッコの進路を変えることができる。しかし、その別の進路の先にも人が1人いる。トロッコがそちらへ進めば轢かれてしまうだろう。

 ここで被験者は「何もしない(5人が轢き殺される)」か、「レバーを引く(1人が轢き殺される)」か選ばなければならない。 

 実験では、次にような派生バージョンにも回答してもらった。

 前回と同じく、線路の先に5人がおり、このままではトロッコに轢かれてしまう。
「スマホによって道徳感が変わる。スマホユーザーはPCユーザーと比べて理性的で非感情的な意思決定を行う傾向にあるという研究結果(英研究)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る