天才テリー伊藤対談「連載1000回記念・太田光」(3)憲法改正の問題を総理と話したい!

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天才テリー伊藤対談「連載1000回記念・太田光」(3)憲法改正の問題を総理と話したい!

テリー ちょっと真面目な話もしましょうか。北朝鮮の問題、どう考えていますか? 俺なんかは「あおりすぎじゃないですか?」って思うわけですよ。

太田 ですね。どう考えても北朝鮮に、ピンポイントで東京までミサイル飛ばす技術があるとは思えないですもんね。

テリー 本来は軍事評論家なんかが、テレビで和平工作や日本の役割をどうすればいいかみたいなことを考えなくちゃいけないのに、マスコミは「もうすぐ戦争が始まる」みたいな感じでばかりあおってるから。

太田 確かに、そこは怖いなって思いますね。安倍(晋三)さん、「20年に憲法改正を」って言っていたじゃないですか。でも東京オリンピックがあるところに憲法改正の論議やら国民投票やらって、それはいくら何でもちょっとムチャじゃないかって思いますよ。

テリー 国民の気持ちがオリンピックに向いてる時に、お祭り気分でとりあえずハンコ押しちゃえみたいな感じだよね。

太田 安倍さん、ぜひ「サンジャポ」に出てほしいですよね(笑)。

テリー 本当だね。

太田 僕は森友学園の問題が発覚する前に、安倍さんに特番なんかに出てもらえないかってオファーしたんですけど、結局、全部断られちゃって。そしたらたまたま、去年の暮れくらいに新幹線で昭恵夫人とバッタリ会ったんですよ。その時、彼女に「あんたんとこの旦那、どういうこと?」って新幹線の中で話しかけて。

テリー ハハハハハ! プライベートでそんなこと聞いたんだ。偉いじゃん。

太田 そしたら「あ、私に言ってください、すぐ出しますから」って、名刺を僕に渡してくれたんですよ。でもそんなルート、インチキくさくて使えないじゃないですか。正式に自民党にオファーしないと怖いし。

テリー あとで怒られちゃうもんね。

太田 そしたら案の定、森友問題で、その辺りがクローズアップされちゃって。昭恵夫人って勝手にああいう感じでやってたんだなっていうのがよくわかった。

テリー 安倍さんがゲストで来たら、何をいちばん話したい?

太田 やっぱり憲法改正の件かな。「このスケジュールで、本当に間に合わすつもりなの?」って。結果への期待はともかく、国民投票で改正の是非を問うことに関しては安倍さんと意見は一緒だと思いますから。

テリー 最近さ、「平和ボケ」って言葉を悪い意味で使っている人もいるけど、平和でボケーッとできることの何が悪いんだ、そんな時代が続いていることこそがすばらしい、と俺は思うの。だからこそ「平和ボケしてるから軍備を強化する」っていう意見は、ちょっと違う気がするなァ。

太田 ええ、安倍さんは「強い」「勇ましい」のが独立国だっていう考え方なんですよね。僕が昔「太田光の私が総理大臣になったら‥‥秘書田中。」をやってた時に、石破(茂)さんと「自国を自分で守れない日本でいいのか」っていう話になった。でも、本当に自分で国を守るようにするなら、アメリカにも勝てるような最強の軍隊を作らないと自立したとは言えないでしょう? だけど、それは絶対にできない。ならば極論ですけど、完全に軍隊や戦争を放棄して、日本は丸腰でいましょうよ、って思うんですよね。

テリー なるほど。

太田 他の人には強要できませんけど、僕は自分が殺すか、殺されるかの立場だったら、殺される側にいたいです。もしミサイルを撃たれたのなら、そのまま死んでいいと思ってます。

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