後処理が無理…「ごきぶりホイホイ」以前のゴキブリ捕獲器 (1/2ページ)

まいじつ

後処理が無理…「ごきぶりホイホイ」以前のゴキブリ捕獲器

「元祖クールジャパン」再検証 ~ファイル33【岩谷産業 インタック】~

今年もやってきました! あの憎きゴキブリと格闘しなければならない季節が。

殺虫剤、毒入り団子、スリッパで叩き潰す…ゴキブリの退治法はいろいろありますが、なんといっても1973年に登場したアース製薬の『ごきぶりホイホイ』は画期的でした。

学年誌の工作付録のような、簡単でポップな箱型捕獲器を組み立て、内部にチューブに入った粘着剤を塗って、台所などに置いておくだけでOK。誘引剤のニオイに誘われてハウスのなかに入ったゴキブリは、ネバネバに脚を取られて捕獲されてしまい、その後はハウスごとゴミ箱にポイッ! ゴキブリの姿を見る必要もありません。この手軽さで発売後、爆発的に普及しました。まさにゴキブリ退治の大革命だった、と言っても過言ではないでしょう。

それでは、それ以前のゴキブリ捕獲器はどのようなものだったのでしょうか? というわけで、ごきぶりホイホイ登場の2年前に岩谷産業が発売した『インタック』なる商品を紹介します。

構造は単純です。箱の内部8カ所に可動式の金属製“ドア”がついているだけ。ゴキブリが簡単に内部に侵入できるのですが、外に出ることはできないという構造になっていました。中央に餌を置き、ゴキブリがなかに入るのを待ちます。数匹捕獲したら、水の入ったバケツに沈めるなどして、なかのゴキブリを殺します。捕獲器は洗って何度も使う仕様です。

透明で中のゴキブリが丸見えなのもちょっとですが、ゴキブリを自分で殺して容器を洗うというのもハードルがめちゃ高いですよね。発売当時としては画期的商品だったのですが、残念ながら欠点を全て解消したごきぶりホイホイの前に、なすすべはありませんでした。

余談ではありますが、インタックが発売された1971年は、『スペクトルマン』や『帰って来たウルトラマン』、『仮面ライダー』などによっておきた第2次怪獣ブームのまっただなかでした。そこでブームにあやかってオリジナル怪獣『ゴキドン』を創作し、下のような販促シールを配付したり、着ぐるみまで作って怪獣ショーをしたり、ソフビ人形をプレゼントまでして販促に努めました。

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