大迫力!NASAの探査機が撮影した木星の台風
image credit:A Whole New Jupiter: NASA
NASAの探査機ジュノーが木星への接近を果たした。接近は合計で12回以上を予定しており、今回はその最初のものである。
そこでジュノーが目にしたのは、木星の北極と南極の上空で吹き荒ぶ直径1,400キロという巨大な台風である。
また大気上部から内側へ向けてジュノーの視界ギリギリまで数百キロも伸びるアンモニアの帯も検出された。その帯の外には、ガスが均質に混ざった惑星とは思えない姿が広がっていた。
View of Jupiter from NASA's Juno spacecraft
「木星は驚きの塊です」とコメントするのは、米サウスウエスト研究所のスコット・ボルトン(Scott Bolton)氏だ。「とてもエキゾチックですよ」
事前調査では、木星にはどの高度でも風が吹いており、予想もしない発見があるだろうと推測されていた。そして予想通り、かなり均一だと考えられていた雲の下の実際の姿は、固形物が回転しているようには見えない意外なものであった。
今回の調査結果は、木星の極から4,200キロの上空を通過したジュノーが収集したデータに基づくものだ。

image credit:A Whole New Jupiter: NASA
7月11日に予定される次回のフライバイでは、ジュノーは大赤斑という赤道の南側に何世紀も存在する巨大な台風の真上を通過することになる。
台風がいつまでも消えない仕組みやその根底に物質があるのかどうかを知るための手がかりを得られるのではないかと期待されている。

image credit:A Whole New Jupiter: NASA
ジュノーは数ヶ月間その楕円軌道を維持し、53日間隔で急降下しながら木星内部のマップを作成する予定である。こうしたデータから木星の形成過程やその場所を推測することが可能になる。
木星は太陽と同じく、そのほとんどが水素とヘリウムでできている。また他にも炭素、窒素、酸素などの元素にくわえ、有機物やガスも有している。木星の進化について知ることは、地球(もしかしたらそれ以外の惑星も)が生命の素材を手に入れた仕組みを解き明かすヒントを手にすることなのだそうだ。
via:nasa/ translated hiroching / edited by parumo
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