細菌を服地に埋め込み汗の悪臭を吸収する、バイオハイブリッドシャツが開発される(米研究) (2/3ページ)
[画像を見る]
ラテックスは本来はまっすぐな構造が保たれているが、着用者が汗をかくと内側(皮膚にもっとも近いところ)の細菌がその湿気を吸収して弛緩し、ラテックスがそって層の間に隙間ができる。そして、ウェアについている小さな通気口フラップが開くという仕組みだ。
これは細菌の機械的動作を利用しているため、細菌が生きていようが死んでいようが、機能性は変わらないという。細菌の細胞要素は、DNAや多糖のように、湿気に反応して曲がる。この特性を利用している。
[画像を見る]
・将来的には良い香りを放つバイオハイブリッドウェアの開発を
しかし、このウェアは「洗濯ができない」という難点がある。細菌を生地に化学的に結合させたり、または生地の糸に細菌を織り込んだりするなど、生地に細菌が確実に付着するための解決策を探る必要があるという。
将来的な構想として、ワン氏は「良い香りを放つバイオハイブリッドウェア」の開発を考えているという。
[画像を見る]
例えば着用者が服にワインをこぼしたり、血をつけてしまったとき、細菌がそれを食べる過程で、いい香りを発するといった仕組みだ。
そのためには、細菌が布地に留まって、エサがなくてもエネルギーを蓄えられるようなシステムを見つけ出さなくてはならない。