歌舞伎町・区役所通りで高級クラブ37年のママが回顧(3)お店のローンを6年で返済 (2/2ページ)

アサ芸プラス

「南部美人」をオープンしてからはお店一筋だった。

 80年11月15日、店のオープンの日にはたくさんの有名人がやって来た。柔道の山下泰裕氏や斉藤仁氏も顔を出したという。

 そして今年11月、新宿のホテル「ハイアットリージェンシー東京」に百数十人が集まり“「南部美人」37周年感謝の集い”が催される。ますます意気軒昂な愛田ママはこう話す。

「かつて歌舞伎町にはハングリーさにあふれた人がたくさんいた。よほど根性がないと溶けて流されてしまう時代だった。今は代が替わって、安直さが求められているように思う。若い人を引き付ける魅力も薄れているんじゃないかな? 歌舞伎町の魅力は一口には言えないけど、いつまでも心の故郷でありたい」

 歌舞伎町には多種多様な人々が集まり、夢、活力を与え続けてきた。一方で、2020年にオリンピックを控え、浄化作戦が加速しているように見える。それでも、“歌舞伎町は他の街とは違う”。そう感じ、この空気を愛する人が集まる街であり続けることを願う人は多い。

 そんな街だからこそカリスマは生まれてきたのだし、これからも生まれてくることを願いたい。

笹川伸雄(ジャーナリスト)

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