進化するETC。新たに追加された「ETC2.0」の機能とサービスの内容に迫る (2/3ページ)
渋滞の末尾はハザードランプを点灯させ先行者が後続車に渋滞を知らせてくれますが、この渋滞の末尾がカーブの先などで起こっている場合、手前から渋滞に気づくことが遅れてしまい、追突事故を起こす可能性があります。ですから、このような情報をあらかじめ知らせてくれる安全運転支援サービスは、とても役立ちますね。
渋滞回避サービスITSスポットと対応車載器が相互通信をし、広範囲の渋滞情報や規制情報を受け取ることができます。これまでのVICSサービスでは約200kmほどの範囲でしか情報を得られなかったのですが、ITSスポットを利用することで約1,000km区画まで渋滞情報を取得。渋滞の少ない道を案内できるようになり、より快適なドライブを楽しむことができます。
ITSスポットは、全国1,600以上の場所に設置された情報提供システムで、サービスエリアやパーキングエリアに多く設置されており、インターネットを利用して最新の情報を受け取ることができるものです。
さらに、このシステムを利用することによって、周辺地域の観光スポットなどを見ることができます。
災害時の支援サービス高速道路を走行中に、地震などの災害に遭遇してしまった場合、周囲がどのような状況にあるのか、またどのように対処したらよいかなどの情報を提供してくれます。
突然の地震でパニックになってしまったり、走行中で地震に気づかない場合など、様々な状況に対応してハザードランプの点灯や停車を促してくれます。まず何をしたらよいかわからなくなる災害時にはとても役立つサービスですね。
■ETC2.0を利用するには?photo by 一般社団法人 ITSサービス高度化機構新たに導入されたETC2.0を利用するには、まずETC2.0対応の車載器とナビが必要になります。
さらに、スマホでも対応しているアプリを使用することでもETC2.0利用することができます。
現在使用されている車載器によって、違いがあります。
まず、現在「ETC」を利用されている方は、ETC2.0を利用することができません。