ホンダ・グレイスがマイナーチェンジ直前、ライバルのカローラアクシオと徹底比較! (3/4ページ)

イキなクルマで

誰でも楽に運転ができるという点はいいのですが、ステアリングのインフォメーションが希薄なところは気になりました。ハイブリッド車の加速も想像したほどではなく、控えめな感じを抱かせます。このあたりは、DCTならではのダイレクトなフィーリングを持つグレイスのハイブリッド車のほうが心地いいといえるでしょう。よってこの勝負は、グレイスの勝利となります。

■【燃費性能】優れた燃費性能を発揮するグレイスのハイブリッド

燃費も気になるファクターのひとつでしょう。ここでは、双方のハイブリッド車の燃費を比べてみたいと思います。カローラアクシオのハイブリッド車の燃費は、33.8km/l。対するグレイスのハイブリッド車は、新型で34.8km/lとなります。どちらが優れているのかは、一目瞭然ですね。走り出しから積極的にEVモードで運転を行うなど、徹底したパワーユニットのマネージメントが好燃費につながったのでしょう。そして細かいことをいえば、エンジンのピストンコーティングの厚膜化やカムとクランクジャーナルの面粗度向上、補器ベルトの低張力化といったフリクション対策も功を奏しているといえます。

■【装備・価格】お互い譲らない、優れたコスパと安全性photo by トヨタ自動車株式会社

ベーシックモデルとはいえ、充実した装備でお買い得感が強い両モデル。特に力を入れているのが、安全装備です。カローラアクシオは、2015年に行われたマイナーチェンジで「Toyota Safety Sense C」が装備されました。そしてグレイスにも、今回の仕様変更で待望の先進安全運転支援システム「Honda SENSING」が用意されます。Honda SENSINGには、

・衝突軽減ブレーキ(CMBS) ・歩行者事故軽減ステアリング ・アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC) ・車線維持支援システム(LKAS) ・路外逸脱抑制機能 ・誤発進抑制機能 ・先行車発進お知らせ機能 ・標識認識機能

という8つの機能が備わっています。特に誤発進抑制機能はアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故の軽減が期待でき、これはToyota Safety Sence Cにはないものです。

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