ビートたけしの金言集「落書きパネル作成にかける飽くなき熱情」 (2/2ページ)
で、つい先日、わたくしが、「殿、もし○○さんが他の番組に異動になったら、このパネル遊びも厳しくなりますね」と、何気なく振ると、殿は“そうか、何かと異動の多いこの業界、そんな事態もあるのか”といった顔つきで、しばし無言で小さくうなずくと、ややあってから、
「あれだな。もしそうなったら、局の偉い人に俺が土下座をして、○○さん残留をお願いするか。それでもダメなら、嘆願書を作って、署名を集めて直訴しよう」
と、熱く語ったのです。
さらには、
「それでもダメな時は、俺は番組を降りる」
とまで、やはり熱く言い切ったのです。
熱くなる殿のお姿は大変素敵です。が、みなさん、何度も書きますが、落書きパネル作りは殿の個人的なまったくの遊びです。何もそこまで熱くなる必要があるのでしょうか。
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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!