「宝石」と称される、日本人が知らないドイツの美しい街・ゲンゲンバッハを訪ねて (3/3ページ)
マルクト広場から、ハウプト通りを南に歩くと見えてくるのが、キンツィヒ門塔。ゲンゲンバッハで最も高く強固な門で、かつてはこの塔で24時間体制の警備が敷かれていたといいます。
中世の面影を残す、木組みの建物が連なるひっそりとした通りを歩けば、まるでタイムスリップしたかのような気分が味わえます。しかも、これらの民家には今も実際に人が暮らしていて、生活の場ならではの素朴な温かみに心癒されます。
地面に並ぶ斜めのドアは、半地下室への入口。近代的なドイツの住宅には見られない、歴史的ある建物ならではの興味深い特徴ですね。
美しい街並みを誇るゲンゲンバッハですが、クリスマスの時期を除けば、ローテンブルクなどの有名観光地に比べて圧倒的に観光客が少なく、街には穏やかで優しい空気が漂っています。
そんな、ドイツの街の日常の姿が見られるところもまた、ゲンゲンバッハの魅力といえるでしょう。
普段着のドイツが感じられる美しい街、ゲンゲンバッハ。ここならきっと、今まで知らなかったドイツの魅力に出会えるはずです。
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