ジャニーズが出ないと成功?今期ドラマの成否で高まる”不要論” (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 近年、ジャニーズ出演のヒット作も減少傾向にある。今年に入ってからは特にドラマ・映画へ相次いで出演する嵐の出演作に不調が目立つ。櫻井翔(35)の主演ドラマ『君に捧げるエンブレム』(フジテレビ系)は8.4%と大コケ。相葉雅紀(34)主演の月9ドラマ『貴族探偵』(同)も1ケタ台に沈んでフジテレビ・亀山千広社長(61)の降板に大きな影響を及ぼした。

 かつてドラマ・映画で大活躍し、ジャニーズ主体のドラマブームを牽引した木村拓哉(44)も、4月公開の最新映画『無限の住人』が興行的には大失敗。次回の出演映画『検察側の罪人』は嵐・二宮和也(34)のバーター説が取り沙汰され、見る影もない。

 巷では「やっぱりドラマにジャニーズとかいらない」「質の良いドラマを作るには、やっぱり足手まとい」なんて声もチラホラ。なぜこうもジャニーズタレントの威光は消えてしまったのか。

「一つの要因は、SMAP解散や醜聞スキャンダルが相次ぎ、視聴者とジャニーズ事務所の対立構図が出来上がり、イメージが悪化しつつあることでは。この先もジャニーズ出演作が軒並み倒れると、より視聴者離れが加速するのは確実でしょう」(デスク)

 7月期からはTOKIO・長瀬智也(38)主演の『ごめん、愛してる』(TBS系)や、山下智久(32)主演の月9ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)が始まる。過去にヒット作を生み出したこの二人も惨敗すれば、“演者・ジャニーズ”に対する世論はより厳しくなりそうだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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