都議選キーマンが語る「小池都政の行方」 (2/4ページ)
そう考えたときに、私はしがらみ政治から脱却するための原動力は女性の力だと思うんですよ。一般的に女性はしがらみ社会に染まっていない人が多いでしょ。その点、男は弱いですよね、しがらみ社会に。“お前、そうは言ってもさぁ”となるわけですよ(笑)。そういう意味で小池さんは東京都のトップリーダーとして、しがらみ社会を打破する大きな力になれる人。僕が彼女を支持する理由の一つが、それなんですよ。
小池さんは政治家としての実行力、創造性、決断力に富んでます。クールビズを定着させたのも彼女。また、2007年、防衛大臣になってすぐに“防衛省の天皇”といわれた事務次官をクビにしましたが、あれは男の防衛大臣なら絶対できなかっただろうね。その事務次官は数か月後に収賄容疑で逮捕され、有罪判決を受けた。小池さんは先見の明もあったわけです。
なんだかんだいっても日本は男社会。国連からも女性差別の撤廃が進んでいないという、不名誉な勧告を毎年のように受けてますが、小池さんが都知事として東京五輪・パラリンピックで華々しく活躍する姿を世界に発信すれば、日本の国益にもなると思いますよ」
若狭氏は14年の衆院選比例区で初当選。昨年、国会議員を辞職した小池氏の後釜として東京10区の補選に立候補して当選した。
東京の下町・葛飾区に生まれ、足立区で育った庶民派の若狭氏は中大法学部卒業後、司法試験に合格。83年から09年まで検察官として東京地検特捜部副部長、同公安部長などを歴任。09年に弁護士登録して以降、テレビ番組のコメンテーターとしても活躍した。「素朴な正義感」を基軸にした活動は、政治家になっても変わることがない。
「検察官として30年近く仕事をし、多くの修羅場を体験した私に言わせれば、最近の総理官邸のリスク管理は穴だらけです。森友学園、加計学園の問題、文科省から流出したとされる文書の問題、これらは一つに、しがらみ政治に由来する。
森友学園への国有地売却問題では、近畿財務局の職員に対する大阪地検特捜部の捜査はすでに相当進んでいるはず。刑事事件に発展する可能性は高いと思う。ま、関係者はたいてい“書類はない”と最初は言う。ないと言われて“はい、そうですか”では捜査にならない。