【プロ野球】1992年。優勝を逃し「ダメ虎」が首をもたげたあの年と「金本阪神」は似てる? それとも違う? (2/2ページ)
■1992年と比べチーム内競争は激化
1992年と共通点の多い今季の阪神。気になるのは、1992年の阪神が優勝を逃した末に、次の優勝まで11年にも渡る低迷期を迎えたということだ。
将来的に見て阪神はどうなのか?
やはり今季、優勝を逃すと再び低迷期がやってくるのだろうか?
1992年ブレイクした新庄と亀山は、それ以降レギュラーとして名前は連ねたものの、チームを優勝に導くほどのパフォーマンスではなかった。
では、高山俊、原口文仁、北條史也、糸原健斗、中谷将大、梅野隆太郎ら若虎たちのこれからはどうだろうか?
1992年と比べ、チーム内の競争は激化している。現在のチームには、優勝を目指し戦いながら育成する、というチーム方針が貫かれているからだ。彼ら若虎には、将来の常勝チームを担う中心選手に育つことを期待する。
優勝を目の前にして苦杯をなめ、それ以降「ダメ虎」になってしまった当時の阪神。しかし、今は違う。近い将来、「優勝」、そして「強い阪神」というファンの願いはきっと成就するに違いない。
- まろ麻呂
- 企業コンサルタントに携わった経験を活かし、子供のころから愛してやまない野球を、鋭い視点と深い洞察力で見つめる。「野球をよりわかりやすく、より面白く観るには!」をモットーに、日々書き綴っている。