梅雨入りのこの季節に毎年、ORICON NEWSから発表される「好きなお天気キャスター／天気予報士ランキング」。13回目を迎える今年、見事1位の栄冠を手にしたのは、「とくダネ！」のお天気コーナーを担当する天達武史氏。通算6度目の栄冠を勝ち取り、年々存在感を増しつつある。

「天達人気を作ったのは、なんといっても番組で司会を務める小倉キャスター。あの“あまたつぅっ～！”の掛け声を心待ちにしている視聴者も多いようです。薄毛ですきっ歯の笑顔が親しみやすいとして、今や番組に欠かせない存在ですね」（番組関係者）

　不動の人気を得ている天達氏だが、アナウンサーや俳優出身のお天気キャスターが多い中、異色の存在でもある。

「元々、神奈川県葉山町のデニーズで長いこと働いていました。お店が海の真ん前の観光地にあったおかげで、お客さんの入りがお天気によって大きく左右される。そこで食材の仕入れの参考にするために、気象予報士を目指したと聞いています」（テレビ誌ライター）

　気象予報士は、合格率5％と言われる狭き門。やっと合格できたのは、7回目のことだったという。そんな天達氏が、なぜ「とくダネ！」のお天気キャスターに抜擢されたのか。

「気象協会に入って1年くらいたった時、番組のオーディションがあり、本人も記念受験のつもりで応募したら、名前が珍しかったおかげで書類審査に合格。面接試験には、経験者が大勢来ていましたが、“主婦にわかりやすく伝える”という番組のコンセプトが天達の雰囲気にぴったりハマったのか、見事に合格しました」（前出・番組関係者）

　どんな雨の日も、髪の毛を海苔のようにへばり付かせながら必ず外から天気情報を発信する天達氏。その体を張った謙虚なレポートで、しばらく人気は不動のようだ。