勝新太郎元マネージャーが初めて明かす「オヤジの素顔」(4)薬物は時々やっていた (2/2ページ)
貯金したり、別荘買ったり、ヨットだとか、そういうことがあれば、『テメエこの野郎!』になるけど、みんなオヤジがきれいに金を使っていたことをわかってくれていたからね。心で生きてきた人間は、心で生きている人間のことがわかるんだよ。つまり、勝新太郎という役者は、それ以前に人間・奥村利夫(勝の本名)として、しっかりと根を張って生きてきたんだと思うね」
勝の死後、アンディ氏は日本を離れ中国で音楽ビジネスを成功させた。帰国後は得意の語学力を生かし、中学校で英語講師として教壇に立っているが、
「今日もここ(取材場所)に来る前に、オヤジの墓参りに行ってきたんだ。生きているうちは何も返せなかったからね。だから、今はオヤジから学んだすばらしい財産を“かわいいガキんちょたち”に伝えてやれたらいいと思っている。それがせめてもの恩返しだね」
あらためて、アンディ氏はしみじみと述懐する。
「オヤジに出会って、本当に男が男にほれることがあることを知った。自分の人生でいちばんステキなプレゼントをしてくれたオヤジには、今も感謝の気持ちしかないよ」
稀代の名役者を語り継ぐべく、今もアンディ氏は教壇に立っている。