頭が良くなる?中高生の間で広まる「スマートドラッグ」のリスク

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中高生の間で話題になっている「スマートドラッグ」というものをご存知でしょうか?

頭が良くなる、集中力が高まる薬として認知されており、「#スマドラ」などのハッシュタグをつけてSNSで拡散されているようです。

しかし、服用する上でリスクもあり注意が必要です。

今回は、スマートドラッグが流行した背景から、効果やリスクなどを医師に解説していただきました。 スマートドラッグとは
脳の機能(認知、記憶、思考など)を高めたり集中力を高める機能を持つ薬品・物質を指します。

ビタミンやアミノ酸、DHAといった食品にも含まれている成分や、ハーブや一般的なサプリメントにも含まれているような成分から、医薬品・覚せい剤まで、多種多様です。 スマートドラッグが学生に流行した背景
頭がすっきりして回転が良くなり、記憶力や集中力が高まるといわれているため、受験などで成績を上げたい学生に人気があると考えらえます。

第二次世界大戦中は疲労回復のために覚せい剤が世界的に使用され、終戦後にはそれが市場に出回り、薬局で手軽に手に入ったため、勉強をする学生にも好んで使用されていました。

のちに依存性や幻覚妄想など副作用が明らかになって規制されましたが、今も昔も学生が薬に頼りたくなる気持ちは変わらないのかもしれません。 スマートドラッグの効果・効能
・脳の神経と神経の間で信号を伝える作用をする、神経伝達物質に似た成分になる
・神経細胞の原料になる
・脳の栄養供給や酸素供給を助ける

上記の仕組みで、脳の機能を一時的に改善する効果があるともいわれています。 スマートドラッグのリスク
スマートドラッグの成分は多種多様であり、副作用も様々です。薬を代謝し排泄する臓器である肝臓・腎臓には影響が出やすいと言えます。

以下は、懸念される主なリスクになります。

添加物の悪影響
成分自体の副作用に加え、出どころがはっきりしない薬では、添加物などによる悪影響も考えられます。

イライラや不安
効果を感じやすい薬であるほど、薬が切れた時にイライラや不安が起こりやすいです。

薬への依存
イライラなどの気持ちを和らげるために、次の薬を取らざるを得ないという依存が起こりやすくなります。

生活リズムが乱れる
薬を使って無理をする癖がつくと、生活リズムが乱れ、無理をし過ぎて体調を崩す可能性があります。

違法ドラッグの入り口にも
スマートドラッグを使う中で薬への興味が増し、薬を使って困難を乗り越えることに抵抗がなくなると、違法なドラッグへの入り口になってしまう可能性もあります。 子どもがスマートドラッグを服用する際の注意点
身体機能が未熟で、脳の成長過程にあり、情報の取捨選択をする能力が十分ではない子どもについては、個々のお薬について効果や安全性を十分吟味し、保護者とも相談した上で利用する必要があるでしょう。 頭の機能を高める成分にはどのようなものがある?
カフェイン、ニコチン
集中力を高め、覚醒作用があります。

オメガ3脂肪酸、DHA、EPA
青魚などに含まれる脂肪で、神経細胞の原料になります。
 
レシチン
神経伝達物質であるアセチルコリンの原料になります。

ビタミンB、C
抗酸化作用や神経伝達物質の働きを助ける作用があります。

グリシン、トリプトファン、チロシン、カルニチン
アミノ酸の一種で、神経伝達物質の原因になります。

テアニン
お茶に含まれるリラックス成分です。

ピラセタム、アニラセタムなど
認知機能を改善し脳の損傷や老化によるダメージを防ぐとされています。

その他にも、エチラセタム、ニフィラセタム、オキシラセタム、プラミラセタムがあります。

メチルフェニデート
ADHDやうつ病に対して使われる薬です。覚せい剤に似た成分であり、かつて安易に処方され多くの依存症を生んだとされ、現在は簡単には処方されない薬となっています。 最後に医師から一言
スマートドラッグの成分は食品やサプリメント、ハーブやお茶の成分も含まれるため、どこまでは可とするかは難しいところです。

日本では手に入らない薬でも、規制されていない国から個人輸入することが簡単にでき、親が子どもに飲ませることもあるようです。

(監修:Doctors Me 医師)

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