ビートたけしの金言集「大晦日の格闘技中継と聞いて思い出す…」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

「殿ほどのカリスマが他にいるのか?」「役者としての存在感は、すでにデ・ニーロを超えています!」「殿のような人物は、少なくとも、向こう300年出てこないでしょう」等々、もうバカになって、真っ正面から堂々と、“北野武賛美”をブチ込んだのです。すると、小細工なしの直球勝負が功を奏したのか、30分程すると、殿の機嫌が著しく回復しだし、除夜の鐘が鳴る頃には、

「テレビも飽きたな。おい、カラオケ大会やるか!」

 となり、気がつけばその年の宴会は、例年よりも楽しい夜となったのです。そして、最後はいつもどおり、

「まー去年もいろいろあったけど、今年もみんな頼むな。あと北郷、もう録画はミスるなよ」

 そう殿が挨拶をしてお年玉を配ると、何とか無事、お開きとなったのでした。

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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!

「ビートたけしの金言集「大晦日の格闘技中継と聞いて思い出す…」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 7/6号お笑いKGBアル北郷ビートたけし忘年会エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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