低迷フジテレビ株主総会で暴露された「特異な企業体質」 (2/2ページ)

まいじつ

「早稲田アリーナの募金に、フジテレビから2~3月に3000万円の寄付があった。早稲田大学演劇博物館にも200万円の寄付があった。早稲田大学は日枝会長の母校であり、特定の大学に多額の寄付を行うのはおかしい。日枝会長は会社のお金を公私混同している」

フジHDの総会を毎年取材している夕刊紙記者は、今年の総会の印象をこう語る。

「フジHDの2014年と2015年の株主総会に関して、株主ふたりが“ヤラセ総会”だとして訴えを起こしていました。質疑応答のときに質問した株主数名は、会社側の幹部社員やOBであり、質問自体も会社側の仕込みだったことが明らかになりました。裁判所は“総会決議取り消し”を求めた原告の訴えを棄却しましたが、今年の総会を見る限り、会社側の仕込み要員はいませんでした。さすがに、露骨なことはできないとフジHDも思ったのでしょう。ただ、質問者が20人になり、総会開始からちょうど3時間になろうとしたところで、議長の日枝氏は強引に質疑打ち切りを言い出しました。訴えられても、ほとんど反省していない様子です」

新体制になってフジテレビの視聴率は回復するのか。今のところ、女子アナウンサーの看板番組“○○パン”シリーズの復活くらいしか話題になっていないが…。

「低迷フジテレビ株主総会で暴露された「特異な企業体質」」のページです。デイリーニュースオンラインは、板野友美写真集AKB48社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る