埼玉・愛犬家殺人事件「死刑判決」風間博子の獄中書簡を独占公開!(1)再審請求棄却の心境を語る (2/2ページ)

アサ芸プラス

でも土日祭も計算に入るとのこと、10日に出して本当に本当に本当によかった!〉(1月12日)

 この文章に登場する「福島議員」こそ、社会民主党副党首である福島瑞穂参院議員。死刑制度反対の立場を取る福島議員は、東京大学法学部出身で、現在も資格を持つ弁護士でもある。風間が拘置所で手に取っていた小冊子の記載どおりに即時抗告の手続きを取っていた場合、風間の申し立ては、期日に間に合わず、再審棄却が確定してしまったかもしれなかっただけに、風間の文章からは安堵の様子がうかがえる。

 福島議員の記述に従って即時抗告を出していたら、期日に間に合わず、〈福島議員ダメじゃん──ですよね。ヘタしたら訴訟ものですよ(大笑)〉と風間は手紙に記しているのだった。

●埼玉・愛犬家殺人事件とは●

 1994年2月、埼玉県熊谷市にあるペットショップに出入りする人物が次々と亡くなるという事実が明らかになった。その渦中にいたのが、犬のブリーダーだった関根元と風間博子の夫婦だった。トラブルメーカーとして知られていた夫婦の周辺では計4人が死亡。「遺体なき殺人」として捜査は難航を極めたが、経営するペットショップの役員の供述などにより立件された。2009年6月に関根、風間両被告の死刑が確定。現在、風間死刑囚は2度目の再審請求を行っている。

ジャーナリスト 深笛義也

「埼玉・愛犬家殺人事件「死刑判決」風間博子の獄中書簡を独占公開!(1)再審請求棄却の心境を語る」のページです。デイリーニュースオンラインは、福島瑞穂週刊アサヒ芸能 2017年 7/6号関根元埼玉愛犬家連続殺人事件深笛義也社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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