犬や猫、狸や狐などなど…知れば知るほど興味深い、動物妖怪の世界 (2/3ページ)
犬や猫の妖怪
平成元年にニュースになった人面犬、覚えていらっしゃいますか?体は犬なのに首から上は人間の人面犬は、実はすでに江戸時代に話題になっていたのです。驚くほど足が速くて、人間に会うと「ほっといてくれ、なんだ人間か」と捨て台詞を吐くとのこと。現代に出没したら、ネットニュースであっという間に拡散して騒がれそうですね。
愛媛には、犬神という犬の霊もいました。憑いた人には恩恵を与えるものの、憑かれた人間が羨ましいと思った相手には災いをもたらします。
佐脇嵩之『百怪図巻』より「犬神」
猫の妖怪には、猫またや五徳猫などがいました。全国に出没した猫または、歳をとった猫が妖怪になったもので、尾が二つに分かれています。昔から人間を襲う妖怪として恐れられ、性格は凶暴でした。
五徳猫は、名前の通り五徳を頭にのせ、尾がふたつに分かれた猫またの一種。秋田に出没したようです。鳥山石燕の描いた五徳猫は、囲炉裏端で竹で火を吹いていてユーモラス。とっても忘れんぼうで、五徳を頭に載せていることも忘れているようです。
鳥山石燕『百器徒然袋』より「五徳猫」
牛の妖怪もいろいろ動物妖怪の中には牛の妖怪もいました。