犬や猫、狸や狐などなど…知れば知るほど興味深い、動物妖怪の世界 (3/3ページ)
件(くだん)は人間の顔に牛の体を持つ妖怪で、人面犬の牛バージョン。漢字の作りもにんべんに牛です。件は、生まれてすぐに災害を予言し、数日で死んでしまうという妖怪です。この件を描いた絵を家の中に貼ることで、厄除けにしていたとか。
倉橋山の件を描いた天保7年の瓦版
道の真ん中に横わたって道をふさぐのは、雄牛(おうし)。踏んで越えられなかったら、行く先にまた再び現れるんだとか。主に熊本県に出没したようです。
また、お盆のあと海に現れる妖怪といえば、海牛(うんむし)。角のある黒牛の姿で、恐ろしい咆哮を発しながら現れるので、なかなかの迫力ですよね。鹿児島県に出没したそう。
動物の妖怪って、意外といろんなものがいたんですね。知れば知るほど興味深い妖怪たちの世界、次回もお楽しみに♪
参考文献:山口敏太郎(2002)『江戸武蔵野妖怪図鑑』けやき出版.、小松和彦(2015)『知識ゼロからの妖怪入門』幻冬舎.
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