TOKIO長瀬智也『ごめん、愛してる』フジドラマにも”惨敗ムード”

デイリーニュースオンライン

日曜劇場『ごめん、愛してる』|TBS公式サイトより
日曜劇場『ごめん、愛してる』|TBS公式サイトより

 TOKIOの長瀬智也(38)主演のドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)の初回視聴率が、9.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同)であることがわかった。

 本作は、2004年に韓国で制作されたドラマのリメイク版で、2つの三角関係が交錯する恋愛ドラマだ。ヒロインには若手女優の吉岡里帆(24)が抜擢されており、長瀬にとっても久しぶりの主演ドラマであることから、注目が集まっていた。

 同放送枠の前クールでは、長谷川博己(40)主演の『小さな巨人』が放送され、視聴率2ケタ台を維持しつつ、最終回では16.4%で自己最高をマークしていた。また、1月期に放送された木村拓哉主演(44)の『A LIFE~愛しい人~』も同様に2ケタ台をキープし続けていた。

 そのため周囲では今回の結果に、早くも不安の声が囁かれている。「日曜のこの時間に観るには重すぎる」「ごめん、もう見ない」といった、いまひとつの反応が目立っているのだ。これまで放送されてきた日曜劇場での作品のテイストの違いや、テンポの悪さに違和感を覚える視聴者もいるようだ。

 さらにこの結果を受けて慌てているのが、主演の長瀬を擁するジャニーズ事務所だという。

「低視聴率の要因には様々あるかと思いますが、ジャニーズとしては、長瀬では数字が取れないとだけは思われたくないようです。今後は、なんとか巻き返そうと脚本や演出をテコ入れする可能性がありますね。特に裏番組であるフジテレビのドラマには負けられないという気持ちも強いですから」(芸能関係者)

 同日フジテレビでは、渡部篤郎(49)と橋本環奈(18)主演で『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)がスタートした。こちらの初回視聴率は、8.9%となっており肉薄状態にある。視聴率では長く優位にあったTBSだが、この状況ではフジテレビの逆転も考えられそうだ。

■1年前と逆転!フジvsTBSの争い

 また『ごめん、愛してる』について関係者は、ちょうど一年前フジテレビの同枠で放送された『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)を彷彿させると語る。

「『HOPE』の主演はHey! Say! JUMPの中島裕翔(23)で、長瀬と同じくジャニーズです。そしてこの『HOPE』も、韓国の人気ドラマのリメイクにあたる作品でした。この点が『ごめん、愛してる』とも共通しています。確かに韓国では高視聴率を記録した作品であったのかもしれませんが、そのドラマのテイストを受け付けないという視聴者が多いのも事実です。それを、日曜劇場に持ってきてしまったという点は、TBSの誤算とも言えるでしょう」(前出・芸能関係者)

 また『HOPE』放送時、日曜劇場では寺尾聰(70)主演の『仰げば尊し』(TBS系)が放送されていた。この主演対決においても、共通点があると続ける。

「『仰げば尊し』では寺尾と、売り出し中の若手俳優をメーンに据えて裏番組の『HOPE』の中島に挑みました。このベテラン俳優と旬の若手という構図は、今回の『警視庁いきもの係』の渡部と橋本にも通ずる点があります。結果、当時は『仰げば尊し』のTBSが圧勝することとなったため、もしかしたら今回は『警視庁~』のフジテレビに軍配があがるかもしれませんね」(前同)

 ドラマ枠が廃止されるのではと囁かれていたフジにとっては、ここに来て思わぬ状況となってきたようだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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