好調は最初だけ?高畑充希『過保護のカホコ』が抱える”不安要素” (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■好調は最初だけ?カホコの不安要素とは

「前クールの同枠で放送されていた、沢尻エリカ(31)主演作『母になる』も、初回と第2話は2ケタ視聴率を記録していました。しかしその後は勢いを落とし、全話平均視聴率は9.1%での終了となってしまいました。そのため今回も、同じようなケースになるのは避けたいという思いが制作サイドにはあるようです」(芸能記者)

 同枠では昨年、『世界一難しい恋』、『家売るオンナ』、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』の3作が連続でヒットした。しかし今年は『母になる』然り、1月期に放送された『東京タラレバ娘』と不調が続いている。数字を持つ女優として認知されつつある高畑だからこそ、巻き返しを図りたいところだろう。

 また本作の脚本は、過去に『女王の教室』や『家政婦のミタ』などの作品でヒットを飛ばした脚本家・遊川和彦氏(61)がつとめている。この点においても、今後の方向性を左右することになるという。

「遊川氏の作品は『女王』や『ミタ』が評価される一方、割とコケている作品が多いのも事実です。とくに『ミタ』以降は、朝の連ドラ『純と愛』(NHK)や、遊川作品常連の天海祐希(49)を主演にした『偽装の夫婦』などがありますが、視聴率は今ひとつ。今年1月には初監督作品として天海を主演に、『恋妻家宮本』を上映しましたが、これもパッとしませんでした。そのため“振り幅が大きい”という評価があるのも事実です」(前同)

 視聴率2ケタでの発進となった作品だからこそ、その勢いを持続させたいところ。高畑効果と相乗し、ヒットドラマとなるかにも注目だ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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