食後の歯磨きはNG!? 歯科医が教える「歯の健康術」 (4/4ページ)

日刊大衆

歯磨き粉ひとつとっても、歯周病の進行具合などによって変わってきますから、一概に言えません。ですので、まずは歯科医に診てもらい、指導を仰ぎましょう」と続けるのだ。

 ちなみに、都内の歯科医院に勤務する歯科衛生士に、ふだん使っている歯磨き粉を尋ねたところ、次のように教えてくれた。「私の場合は、『スーパースマイル』と『コンクール』を使い分けています。スーパースマイルは、独自の研磨成分で歯を傷つけずに表面の着色汚れを落とすことができ、歯垢除去力は通常の歯磨き粉よりも、かなり期待できます。一方のコンクールは、研磨剤と発泡剤が入っていないので、歯を傷つける心配がありません。その一方で、歯周病菌の殺菌が期待できる成分と、虫歯予防が期待できる高濃度のフッ素が配合されています」

 さらに、田北氏は予防歯科の一環でキシリトールガムの摂取を、こう推奨する。「フィンランドで虫歯が激減した理由の一つが、100%キシリトールガムを毎食後の1日3回、5分間噛むことを推奨したことです。ただ、キシリトール配合率を100%にこだわる必要はありません。ロッテのものであれば、最低でも50%以上入っていて、逆に虫歯になりうる糖分も入っていませんからね。ガムだけではなく、飴のタイプもありますよ」

 最後に、歯を今以上に失わないために、日常生活で特に気をつけたい点を尋ねたところ、森氏は、喫煙の危険性を挙げる。「喫煙は血行不良を招くなどして、歯周病菌をより増殖させるからです」

 これに対して田北氏は、運動中のスポーツ飲料水を控えるべきだと話す。「スポーツ飲料水には、たっぷりの糖分が含まれていて、これは歯を柔らかくすると同時に、歯周病菌のエサにもなるのです。また、健康にいいからといってレモンやみかんなどの柑橘類を頻繁に食べるのも、歯に関しては注意してほしいですね。これらに豊富に含まれるクエン酸が歯を溶かすのです」

 数十年の習慣をも覆すほど、研究が進む歯科医療の世界。80歳で20本の歯を残すために、ぜひ参考にしてほしいものだ。

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