まるでバスクリンを入れたかのようなターコイズブルーの川。その正体は錯視だった(コスタリカ) (2/4ページ)
その謎を解き明かすには、リオ・セレステに流れ込むケブラダ・アグリアとリオ・ブエナビスタの水が完全に透明であり、水質の解析から別段の化学反応が確認されなかった理由を理解しなければならなかった。
さらに不思議なのは、リオ・セレステでターコイズブルーに見えるのは14キロの区間のみであり、そこから下流は透明になることである。このため、その区間は”エル・テニデーロ(染色)”と呼ばれている。・鉱物の反射による目の錯覚だった
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化学物質が確認されなかったことと、特定区間しかターコイズブルーにならないことから、研究チームはようやくこれが錯覚ではないかと推測しはじめた。
川底の岩に白っぽい物質の層があることが判明したため、2つの支流も調査すると、ケブラダ・アブリアではほとんど無視できるごく少量のみだったが、リオ・ブエナビスタからは同じ物質が豊富に発見された。
この白い物質を電子顕微鏡で調べると、アルミノケイ酸塩というアルミニウム、シリコン、酸素で構成された一種の鉱物であることが判明。これが水中に堆積すると日光を反射し、人間の目にはターコイズブルーに見えるのだった。
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「日光には虹のように色の全スペクトルが含まれる。他の川では、日光が一定の深さまで進入しても、特定の色を表面に反射したりはしないため、透明に見える。しかしリオ・セレステでは日光の青みがかかった光を反射する。こうして人間の目には青く映るのである」と2013年の地元紙に紹介されている。