サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「パッセが世代最初の重賞を制す!」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

「期待はしていたが、予想以上の勝ちっぷり。まだ仕上がり切っていなかったことを思うと、楽しみが増します」

 こう言って期待のほどを口にするのは蛯名調教師。短中距離馬と認識しているようで、福島で勝ち上がりながら、すぐここに目標を置いて調整してきている。そのへんがまた好感が持てるのだが、使われてさらに良化。中間の稽古内容はよく、1週前の追い切りも軽快そのもの。まだまだ上がり目がある2歳馬とはいえ、現時点での状態は文句なしと言っていいようだ。

 父パイロは期待ほどの産駒を出していないが、この馬は母系がいい。近親、一族にこれといった大物はいないものの、それでも活躍馬は少なくなく、何よりこの馬は牝系がいい。何代にもわたって欧米の名種牡馬が交配され続けてきており、これが力の源泉となっている。

 この時期の2歳戦は、牡、牝に大きな力の開きはなく、やたら牝馬の活躍が目立つのも特徴。過去15年にしぼってみると、牡馬7勝(2着6回)に対して、牝馬は8勝(2着9回)と、牝馬が牡馬を圧しているのである。

 このようにデータも後押ししており、短い距離では何とも楽しみな存在。大きく狙ってみたい。

 穴は、地方(ほっかいどう競馬)からの挑戦馬。中でもハッピーグリンには注目だ。ロゴタイプ(安田記念)を出したローエングリン産駒で、曾祖母が米国のGI2勝馬。血統的背景からも要注意だ。

「サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「パッセが世代最初の重賞を制す!」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 7/27号パッセハッピーグリン水戸正晴競馬スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧