【高校野球】優勝かと思ったら振り逃げ成立。長崎大会決勝で大事件未遂……! 意外と難しい「振り逃げ」のルール (2/2ページ)

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■振り逃げができるシーンは?

 振り逃げできるシーンとはどういった場面だろう。3ストライク目を捕球できず、またはワンバウンドになれば、即、振り逃げ可能かというとそうではない。

 0アウト、1アウトであれば、一塁が空いていることが条件となる。これは故意落球による併殺を防ぐため。たとえば「1アウト、走者一塁で振り逃げができる」となれば、守備側が3ストライク目を故意に落球すれば、「二塁→一塁」と送球し、容易にダブルプレーが可能になってしまう。

 そのため、0アウト、1アウトでは一塁に走者がいないことが振り逃げの条件となるのだが、2アウトでは併殺がないため、縛りはない。2死満塁でも振り逃げはあり得る。

 野球経験者には釈迦に説法かもしれないが、意外と未経験者は知らないルールの落とし穴だ。

 さらに怖いのは「振り逃げ事件」が起こるのは守備側が攻守交代、またはゲームセットだと思ってしまう「2アウト」の場面ということ。「野球は2アウトから」とよく言うが、「2アウト3ストライクから」何かが起こることだってある。

 今回、波佐見は無事にピンチを切り抜けたが、一寸先は闇だった。甲子園の大舞台で「振り逃げ事件」が起こるのも時間の問題である。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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