黄金に輝く王冠は圧巻、デンマーク王の夏の離宮・ローゼンボー離宮を訪ねて (3/4ページ)
2階の大部分を占めるのが、ローゼンボー離宮最大の広さを誇る「大広間」。

イッカクの牙と銀で作られた玉座を3頭の銀製のライオンが守り、巨大なタペストリーが壁を覆う壮麗な空間が、当時の王の権威を物語っています。

ここに展示されている品物のなかには、現在も特別な機会に王家の人々によって使われているものがあります。王家の子どもたちは、1671年から現在にいたるまで、玉座の右側に配置されている洗礼盤のなかで洗礼を受けてきました。

また、王の崩御の際には、王の遺体が一般公開されるあいだ、ここにある3頭のライオンが王の棺を守ります。

王家に代々受け継がれてきたこれらの品は、王家の過去と今、そして未来をつなぐ役割を果たしているのです。
ローゼンボー離宮最大の見どころのひとつが、地下に設けられている宝物庫。

一般に公開されているデンマーク王室のコレクションとしては随一の充実度を誇り、金製品や象牙細工、ガラス細工、琥珀製品、宝石など、まばゆいばかりの宝物の数々が並んでいます。