地球外生命体から地球を守れ!NASAが惑星防衛官を募集中ーー年収は最大2,000万円以上・福利厚生あり
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フェルミのパラドックスはあるものの、地球外生命体がいないとは証明されていない。
それはいつ遭遇してもおかしくないし、仮に微生物レベルのものだとしても、地球に持ち込むと大変なことになる。NASAも本気で心配しているのだ。
そこで今、NASAでは”惑星防衛官(Planetary Protectoin Officer)”となる職員を募集しているのである。
その職務は、地球外生命による汚染から地球を守ることと、我々が地球外生命を宿す星を汚染しないようにすることだ。年棒は1,377万~2,068万円(124,406~187,000ドル)で、福利厚生もしっかりしているぞ!
・地球を守るお仕事はとても重要です
多くの宇宙関連機関が惑星防衛官を雇用しているが、それは大抵兼任だったりパートタイムだったりする。今現在地球上で専任でこの職務を設けているのはNASAと欧州宇宙機関の2ヶ所だけだ。
こう説明するのは、2014年以来、NASA唯一の惑星防衛官であるキャサリン・コンリー氏だ。
「今回の募集は、私が安全保証部(Office of Safety and Mission Assurance)に異動になるため行われます」とコンリー氏(なお惑星防衛官は5年まで延長可能である。彼女は3年間担当してきたが、延長するつもりがあるかどうかは語らなかった)。
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・職務内容
本職務は米国が1976年に宇宙条約を批准したことを受けて設けられた。その第9条にはこうある。
条約の当事国は、月その他の天体を含む宇宙空間の有害な汚染、及び地球外物質の導入から生ずる地球環境の悪化を避けるように月その他の天体を含む宇宙空間の研究及び探査を実施、かつ、必要な場合には、このための適当な措置を執るものとする。この条約ゆえに、いかなる宇宙関連ミッションも異星人の世界を汚染する確率が10,000分の1未満でなければならない。
「適度なレベルでしょう。極端に厳しすぎず、極端に緩すぎることもありません」(コンリー氏)
NASAの惑星防衛官がときおり世界各地の宇宙センターに出向し、そこの探査機を調査するのはこのためだ。探査機が着陸したり、通過して撮影したりする予定の手つかずの世界をうっかり汚染してしまわないかどうか確かめるのである。
例えば、米議会と大統領はNASAに木星の衛星エウロパの探査を許可した。最初のエウロパ・クリッパーはその表面をマップ化し、隠された海と居住可能性を示す手がかりを探査することが目的で、着陸はしない。
それでも墜落の可能性はある。そこで惑星防衛官がリスクを評価するのである。
また、その逆に異世界に由来するものが地球を汚染しないかどうか確かめることも大切だ。・差し迫った任務は火星調査
その可能性として、現在、最も差し迫っているのが火星である。地球と似ていることからこの赤い惑星は頻繁に目的地にされている。
かつて水で覆われており、生命を宿していたとも考えられる。ゆえに専門家は熱心に火星からサンプルを採取しては地球に持ち帰っている。
フリーズドライされた火星の微生物をすくい上げたりはしないと予測されているが、それでも研究室に持ち込まれたサンプルによって地球が汚染される危険は常につきまとう。
だが地球防衛任務が栄光に満ちていると話す者はいない。コンリー氏の1日は、膨大なメールに目を通し、論文や提案といった資料を読み漁りながら過ぎていく。
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・求められる人材
この職務に就くためにはいくつか稀有な資質が求められる。
まず最高レベルの文民政府における1年以上の実務経験にくわえ、惑星防衛に関する”高度な知識”が必要だ。
「国家レベルでの宇宙プログラムの計画・実行・監督を行なった経験を証明する実績」がなければ、応募しても時間の無駄でしかない。
職務には数多くの国際的な協調が必要となる。宇宙探査には多額の資金が投じられるため、しばしば複数の国家が提携して行われる。
ゆえに「きわめて困難かつ複雑な多国間交渉で相互利益的な解決をもたらした外交能力を証明する実績」が必要だ。
さらに物理学、工学、あるいは数学の分野の学士以上の学位も必須だ。2,000万円以上の年収を得るということはそういうことなのだ。
もし応募するなら履歴書も忘れないように。
おっとここで残念なお知らせだ。
たとえ君が上記すべての条件を満たしていても、このポストのセキュリティは”機密”レベルであり、アメリカ国籍のない者は応募できないそうだ。
募集期間は7月13日から8月14日まで。興味があればこちらの人材募集のサイトを覗いてみよう。
via:usatoday / youtube / grouvytodayなど/ translated by hiroching / edited by parumo
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