天才テリー伊藤対談「谷 隼人」(3)健さんとの仲を疑われたことも (2/2ページ)

アサ芸プラス

テリー 健さん、あんまり女性の噂はありませんでしたけど、そういう話を聞くとホッとするな(笑)。撮影が終わると、よく1人でヨーロッパや石垣島に行っていたっていう話も聞きましたけど。

 船やスキューバの免許を取ってから、すごく沖縄が好きになったんです。そういうところに行けば、人の目にも触れないし。

テリー ああ、そういう理由もあったんですか。

 すごく目立つのを嫌っていました。ある時、「明日、ホテルのプールで肌を焼いてきます」って健さんに伝えたら、「お前、映画で金取れねえな」って返されてビックリしましてね。「お前の隣に寝そべってる客が“谷隼人がここで肌を焼いてたよ”なんて言って回ったらどうする。だったら自宅の屋上で日に焼くか、ハワイにでも行って焼いてこい。そういうガマンをして初めて、映画俳優で金を取れるんだから」ということだったんですね。

テリー 厳しいなァ。でも、そういう意味でも、健さんは常に「高倉健」だったですからね。

 はい、みごとに最後まで演じ続けました。大スターの方でプライベートは派手に遊んで、なんて人は何人も知ってますけど、健さんみたいな人は本当にいませんからね。

テリー そうですよね。僕なんかは、その辺りがちょっとかわいそうな感じもするんですけど。もっと好きに生きてほしかった‥‥でも、本人が選んだ道だからしかたないんですけどね。

 俺たちも憧れましたし、あんなふうに生きたいなと思いましたけど、絶対に無理。近くで見てたので、本当にそう思うんです。健さん以外、誰も「高倉健」にはなれないんですよ。

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