加熱する空冷ポルシェ中古車相場。タイプ930の魅力とは? (2/2ページ)

イキなクルマで

今までに自家用車は35台以上所有してきましたが、後にも先にもここまでの魅力をもった車には出会えていません。

■日々の運転が一層楽しくなる圧倒的満足感 [caption id="attachment_18527" align="aligncenter" width="650"] photo by ヤナギオートサービス[/caption]

前置きが長くなりましたがインプレッションを紹介したいと思います。

後々自分好みに仕上げていく予定でしたが、まずは慣れないといけないのでノーマルで1年程乗りました。独特のオルガンペダル、アクセルペダルとブレーキペダルが近いため高さを調整してトゥーアンドトゥーができるようにしました。

サーキット走行が目的でしたのでシートはレカロに変更(純正シートもレカロの為シートレールは純正使用できたのは良かった)ステアリングはモモレース、シートベルトはサベルトとドライビングポジション関係だけは最初に変更しました。

4年間でメンテナンスに使用した金額は約100万ほどです。2年目にクラッチオーバーホール。この年式には油圧ラッシュアジャスターが無いため、タペット調整ブレーキ。あとは油脂類交換とチューニングなど、さほど維持費はかかってないと思います。

個体の状態が良かったからでしょうか。オイルはエレメント交換すると12リットルも必要なのですが、空冷ポルシェは半分油冷みたいなものなので私はカストロールのピュアレーシングを使用していました。今の車と違い、暖気には時間がかかるし、パワステは無いし、エアコンは効かないし、手間のかかる車です。しかし、運転自体は楽しく、それなりにステータスもある車なので所有している満足度は高かったです。

■まとめ

今後、空冷ポルシェの購入を考えている人へのアドバイスですが、まずは個体の素性や状態を見極める必要があると思います。

知り合いにポルシェ乗りがいることがベストですが「そんな人周りにいないよ」という方はオーナーズクラブミーティングやインターネット上のクラブに入るなどして情報収集するのがよいでしょう。フェラーリやランボルギーニのオーナーズクラブと違いポルシェのオーナーズクラブは走りに主体を置くクラブが多く実利的な情報が多く得られると思います。

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