明治神宮に祀られる昭憲皇太后はなぜ「昭憲皇后」ではなく「皇太后」なの? (1/2ページ)

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明治神宮に祀られる昭憲皇太后はなぜ「昭憲皇后」ではなく「皇太后」なの?

明治天皇のお妃さま、昭憲皇太后

東京の中心である原宿からも代々木からもほど近い、明治神宮。この神社に御祭神として祀られているのは、明治天皇と、そのお后・昭憲皇太后です。御祭神がご夫婦ということで縁結びのご利益があると言われ、都心でありながら大人気のパワースポットとなっている神社です。

このお二方のお名前を並べて見ていると、不思議なことに気付きます。明治天皇と並んで祀られている昭憲皇太后は、確かに亡くなられた時の身位は皇太后でした。皇太后とは、天皇の母の意味。しかし「両陛下」をお呼びする時には「天皇皇后両陛下」であり、「天皇皇太后両陛下」とは呼びませんよね?

また、亡くなられた方は生前の最も高い身位で呼ばれるのが習わしとなっています。皇太后では皇后より位が下となってしまうので、本来であれば昭憲皇太后にも皇后としての諡(おくりな)が追贈されるはずです。実際に、大正天皇の皇后は「貞明皇后」、昭和天皇の皇后は「香淳皇后」との追号が贈られています。これらに基づけば、「昭憲皇后」と呼ばれることになるはずなのに、なぜ「皇太后」なのでしょうか?

皇后ではなく皇太后と称される理由

昭憲皇太后は嘉永3(1850)年4月17日、左大臣・一条忠香(ただか)の三女として誕生され、大正3(1914)年4月9日に64歳で崩御されました。

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