混乱。落胆。そしてタックル。サクラフィフティーン、長田いろはの決意。 (2/2ページ)
試合翌日のオフを経て練習を再開した8月11日、「もう切り替えました」と長田の表情は明るかった。
弟がラグビーをしていたこともあり、中学1年時に福岡レディースで楕円球を追い始めた。門司学園高校では男子と一緒に練習。セブンズ代表にも選ばれ、世界の舞台も経験している。
「(フランス戦を終えて)スピード自体はセブンズとあまり変わらないけど、ステップとかでなく、まっすぐ切り裂くように走ってくる。タテへの強さがこれまで経験してきたものとは違いました」
自分より大きい。そして強い。そんな相手ばかりだとあらためて感じたから、やることも決まった。
たった中3日でも成長できることを見せてやる。
「ボールを持ったら、低くなって突破します」
アイルランド戦(8月13日)、約束できることは?
「タックル」
笑顔でさらりと。でも、決意は固い。